なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

今日は内科当番ー今のところ新規入院なし

2014年12月30日 | Weblog

 今日は内科当番で病院に来ている。4日前の土曜日に透析を受けている56歳男性がインフルエンザで入院した。日直だった内科の若い先生がそのまま主治医になった。糖尿病性腎症でインスリン治療を受けていて、低血糖になったのでヴィーンD500mlの持続点滴になっていた。一昨日日直の時に病棟の看護師さんから、喘鳴があって呼吸が苦しいと訴えていると言われた。透析食を8割方食べていたが、点滴が40ml/時になっていた。これは多くないかと、ポータブル胸部X線を撮ると肺水腫というほどではないが、肺うっ血があると思った。点滴を中止して経過を見ると、自覚症状が軽減したので、翌日の透析まで待てると判断した。

 今日確認すると昨日朝に胸部X線と血液検査が行われていた。白血球数増加とCRP上昇があり、抗菌薬(メロペン0.5g1日1回)が開始されていた。自分が胸部X線を撮った時は肺うっ血のみと見たが、肺炎を併発していたらしい。発熱はなくて、酸素飽和度も変化していないので、確認のために検査を入れたらしい。そうだったのか。自分の対応は甘かったことになる。

 今日は内科の入院患者さんをザッと診て、臨時で行われた点滴の事後入力などをしていた。日直当直は応援の医師だが、今のところ新規の入院はない。外来受診は多いが、頑張ってくれている。医局で「誰も教えてくれなかった風邪の診かた」を読み返していた(5回目)。

 「JIM」改め「総合診療」を年間購読してみることにした(電子版)。「medicina」は病院で購入していて、ほしい月の分だけ自分でも購入している。

 

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