なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

間質性肺炎

2014年12月04日 | Weblog

 1週間前に間質性肺炎で基幹病院呼吸器科から戻ってきた87歳男性は一昨日から発熱があった。今日胸部CTを撮影すると、1週間前のCTと比べて間質性陰影が増加していた。炎症反応も2から10へと上昇していた。誤嚥して細菌性肺炎が加わったのかとも思ったが、原疾患の問題だった。プレドニンはまだ40mg/日で入っている。

 呼吸器科医に電話で相談したところ、まずステロイドパルスを再度やってみてと言われた(抗菌薬も同時に入れながら)。プレドニンをもっと減量して時期での再燃なら仕方ないが、この段階でも再燃は厳しい。患者さんの家族にも電話で直接話を聞いてもらうと、当院で診ることに同意してくれた。ソルメドロール1000mgで開始した(年齢的には500mgだが、前回1000mgだったので)。

 昨日の外来で、糖尿病で通院している40歳代女性は、ビクトーザを使用して経過をみていたが効果がなかった。HbA1cは10%。DPPⅣ阻害薬に戻して、年明けにどうするか決めることにした。体重が150kgある。Cペプチドは正常に出ていた。以前他院でインスリン注射をしていたことがあるので、インスリンにはできるが、肥満がさらに進行しそうだ。メトホルミン1500mg/日も効果なし。甲状腺ホルモンと副腎皮質ホルモンは正常域にある。

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