なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

年末に帰せるか

2014年12月12日 | Weblog

 この時期は入院患者さんが年末までに退院できるかどうかという問題がある。病状が悪ければ当然退院できないが、帰せるものなら返したいところだ。

 2名の肺癌の患者さんのうち、1名は退院見込みがないが、もう1名は退院させたいと思っていた。一昨日から昨日にかけてレスキューのオピオイド内服の回数が増えて調子が悪い。少しずつ浮腫も進んできて、今日から利尿薬を開始した。オピオイド(フェントステープ+オキノーム)に加えて、鎮痛補助薬としてリリカも出しているが、今のところあまり効いた気はしない(増量していくのでまだわからないが)。ジェイゾロフトは患者さんがインターネットで調べたらしく、抗うつ薬なのがイヤだという気持ちもあって辞めてしまった。いちいち調べるのも考え物だが、42歳と若い患者さんなので、スマホで調べたくはなるのだろう。

 誤嚥性肺炎で治療している患者さんたち10名(呼吸器科でもないのに数はすごい)はそれぞれ軽快していて、受け入れが良ければ帰せそうだ、施設からの患者さんについては、そのまま退院できる。家族が自宅で介護していたが、もう介護は無理と言われて、施設入所の手続きをしている患者さんは年内はとても無理だ。

 今年は感染症の学会やセミナーにけっこう行った。9月から感染管理室長にもなってしまったので、院内の会議や県庁の会議にも出る様になった。遅ればせながら、ICDをとるためのの講習会にも行き始めた。ということで、感染症に力をいれた年にはなった。

 来年の学会の予定は、4月に消化器病学会(仙台、寄付金を払ったので)、6月に化学療法学会(東京)とプライマリケア学会(つくば市、前野先生なので楽しみ)、10月にDDW(東京)を考えている。一度行ってみたいのはリウマチ学会で、今年は他の学会と時期がかぶって行けなかった。学会の時に奥さん同伴で行って、観光もしてくるという話を聞くが、自分ではまだやったことはない。奥さんが小児科医で自分よりも忙しいので予定が立たない。

コメント
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