ガガイモ(ガガイモ科)
ヤブガラシやヘクソカズラほどではないが、道路沿いのフェンスや薮の木に絡まり繁殖する蔓性の草があり、小さい花や実をつけている。
ガガイモもそのうちの一つだ。小さい花のメシベとオシベがくっついていて、大きい袋果が生る。同じ特徴を持つフウセントウワタもガガイモ科だ。
駐車場と薮の間のフェンスにヘクソカズラがはびこっている。
そこに緑や赤い実が・・・ちがう。ヘクソカズラの実は緑から茶色になる。
目を移すと花弁の反り返った花があった。
調べてヒヨドリジョウゴと知る。イヌホウズキにも似ているが、シベの様子や花弁の反り方がちがう。実が赤くなるのもヒヨドリジョウゴの特徴だ。
緑の実は硬いが、赤くなったのを触ってみると柔らかい。
毒があるので鳥もあまり食べないらしい。
しかし名前からすれば食べ物がない真冬には、ヒヨドリが集まって食べるのかもしれない。
ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
この近く、薮のそばの木に白くフワフワとなっているのがあった。
最近教えてもらったアオバハゴロモの幼虫がいる。
その少し下に、成虫が2匹見える。
アオバハゴロモは半翅目でセミ、カメムシ、アメンボなどと同じ仲間らしい。
最近増えているという話も聞くが、見た目ほど害は無いらしい。