東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

草木染め用ヘナの越冬準備(挿し木)

2022年09月11日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 一般的には髪染めに使うらしいヘナ、草木染めにも使えます。そのヘナはインドなどの暑い国でしか育ちません。そのため、我家で育てていますが花が咲きません。当然ながら種もできません。ビニールハウスで育てれば花が咲くのでしょうが、そのような施設を持っていません。やむなく、今年も挿し木をして越冬させることにしました。8~9月上旬の暑い日が挿し木に適しているようです。

           植木鉢に挿し木したヘナを短く剪定


 畑で育つヘナの枝を何本か切り出しました。そして、20cm位の長さに切りそろえました。挿し木にするには、経験的に新しい枝よりも太くて茶色の枝の方が良いようです。ヘナの葉を見ると、虫が食った跡がありません。日本では育たない植物なので害虫がいないのでしょう。

剪定ばさみで枝を切り取る  切り取ったヘナの枝   切り取ったヘナを並べる
  

 20cm位に切り揃えたヘナの枝を、植木鉢に入れた土に刺していきます。一つの植木鉢に4~5本の枝を刺し、短く剪定します。そして、日差しが弱い木陰に植木鉢を移して発根するのを待ちます。小さな葉が出るようになれば挿し木は成功です。12月になると霜で枯れます。そのため、日差しの良い屋内に入れて3月頃までヒーターで冷えないように保温します。冬の間、乾燥しないように時々水をかけます。それでも、2割位が越冬できず枯れてしまいます。

   20cm位の長さに揃える         明るい木陰で発根を待つ
 


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