湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

なぜかカレーピラフ

2012-06-29 21:19:32 | B食の道


懐かしい感じの喫茶店に出会えば、まず「ナポリタン」が定石だが、チラリと目玉焼きのビジュアルが目に入ってしまったものだから、ついその「カレーピラフ」(たしか850円)を頼んでしまったのだ(笑)。

フィールドワーク 前の腹ごしらえに飛び込んだ相鉄線西谷の小さな商店街にあった『林檎の木』は、カウンター内のお父さんが調理担当、お母さんが接客担当という夫婦分業制の正しい喫茶店である。
お客さんの平均年齢はかなり高く、ほぼ顔なじみで、世間話に花が咲く。そして、みんなが当たり前のようにランチを頼んでいた。地元で愛されている店であることがよくわかる。

さて、思いがけず頼んだカレーピラフ。外で前に食べたのはいつのことだろうか。そういう意味でも懐かしい食べ物なのかもしれない。
なかなか味が濃いのだが、ちゃんと目玉焼きが中和してくれる。目玉は水分が抜けているけど、それもB級な味わいで僕には嬉しい。見事な半熟はたかにおいしいけど、本格的過ぎるよね
(笑)。

食べながら刻まれた具をよく見てみると、緑色はピーマンではなくサヤエンドウだ。それから茶色の物体が見えるが、なかなかいい歯ごたえ。いいじゃないかこれと噛みながら次の茶色い未確認物体をスプーンですくい上げると、なんとそれはさつま揚げだった。
カレーピラフとさつま揚げという組み合わせは衝撃的だし、もちろん初めて食べているわけだけど、なんとなく、なんとなくですよ、うらぶれた商店街に佇む懐かしい喫茶店にピッタリのような気がするのだ。そう思うと、これがまた一層うまく感じて、僕はまた夢中でひたすらかっむのであった。

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