整形外科の帰り道にある小さな駄菓子屋さんだ。
子供のころ通った近所のお店に比べると、品数はかなり控えめ。ただ、平面的に並んでいる木枠のガラスケースが懐かしい(実際にはもうガラスは入っていないんだけどね)。
あまりにもささやかな感じ(笑)なので、今度また整形外科にかかって通ったときになくなっていたら後悔するはず、と考え思いきって入ってみた。
1個売りのガムやグミを選びながら、顔を出したおばあちゃんに聞くと、開店からすでに50年以上だという。
最近は子供の数も減っているので大変でしょうと言うと、実はそれがそうでもないらしい。
「ここのところ近所に大きなマンションがいくつも建ってね、子供が増えているのよ」
こんな小さくて慎ましやかで懐かしい駄菓子屋さんが、現代の子供たちの記憶に残っていくなんて、ちょっと素敵な話ではないか。
帰りがけに「頑張ってくださいね」と声をかけずにはいられなかった。
ちなみに、5個も購入したのにたったの90円。まるで「ちびまるこちゃん」を見ているようだった。
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