湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

歴史から入る美術館

2010-07-05 19:20:05 | ぶらぶらミュージアム散歩


京成佐倉駅から南に伸びる坂を上っていくと、先はT字路の横棒に突き当たる。
その正面に、決して大きくはないけれど重厚な構えでひときわ存在感を示しているのが旧川崎銀行の佐倉支店だ。大正7年の建物。
現在は、後方に建つ佐倉市立美術館のエントランスとして活用されている。
見事に修復され、内装も美しい。高い天井を見上げていると首が痛くなった(笑)。逆に、2階部分の回廊から見下ろしてみたらどうだろうか。黒ぶちの丸いメガネをかけ、白い開襟シャツにサスペンダーをした銀行員たちが忙しそうに働いている、そんな大正から昭和の映像が思い浮かぶ。ただし、回廊への階段も廊下もないようで残念。



ここでプチ歴史を鑑賞し奥へ進むと、美術館の本館に続く。
チケット、チケット…と思って受付の方に聞くと、無料だというではないか。この時点ですでに素晴らしいものを観て触って感じているのに、だ。
本館の1階には、ちょっとおしゃれなカフェもある。歴史的建造物をうまく使ったり、入場無料だったり、カフェでのんびりできたり…スゴイぞ、佐倉市!
2階、3階の展示スペースも、大き過ぎず小さ過ぎずのちょうどいいサイズだ。田舎町のイメージ(失礼!)には似つかわしくない、センスのいい贅沢なミュージアムといえるのではないだろうか。
エントランスでライヴなどをやってもカッコイイかもしれない(すでにやっているかな?)
佐倉市民は幸せだ。




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