湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

たまご豆腐焼き

2008-12-29 21:16:29 | B食の道


年末の恒例になった鎌倉のお好み焼き屋さん『津久井』へ。
お好み焼き以外でいつも頼むのが、鉄砲(鴨肉と長ネギ)とお米焼き(しらす・えび)、そして『豆腐焼き』。今年は、店主の方が「ハーハー」言いながら焼いてくれた。
お豆腐を切る、醤油をたらす。それをひっくり返すとジュワーッという音と共に香ばしい匂いが立ち上がる。それを一旦端に寄せて、中央では薄い玉子焼きの製作が始まる。真っ黒な鉄板に、黄色が美しい。焼きあがらないうちに、そこに先ほどのお豆腐を載せてクルクルッと巻いて、ギュッと押さえつけて完成。この2本のヘラでの製作過程が、いい。ずっとこれをやってきたという独特の作法と流れがある。昨年のおばちゃんのそれと同じ手際、力の入れ具合である。すでにお腹にはかなりの量が入っているのだが、これを見ているだけで再び食欲が目を覚まし、どんどん高まっていくのだ。
なぜ玉子に包むのか、考えてみるとよくわからないのだが、過程を見てきたからこその美味しさだと思うのだ。
ところが、お隣のテーブルで始まったこの豆腐焼きショー、話に盛り上がって誰も見ていない。
これじゃ、厨房で作ってきたのと変わらないじゃん。ねぇー。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿