湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

イカすばんや天丼

2010-04-26 18:09:52 | B食の道


あれ?イメージと違ったなぁ…
これが、お店を目にした第一印象だ。

先日のおっさん二人の小径チャリンコ旅で、お昼に寄った千葉県鋸南町保田の『ばんや』である。
ネット上の情報では、もっとこぢんまりとした港の古い食堂といったイメージだった。ところが、実際には観光バスが乗り付けちゃうようなスケール。もう、ワイワイガヤガヤと人であふれかえっていたのだ。
7~8組待ちで「第一ばんやへどうぞ」と案内される。なにやら第3まであるらしい(向かいには団体専用の建物も見える)。もちろんスペースも大きいが、そこで働いているスタッフの数も尋常ではない。いやいや圧倒されてしまった。
さらに、壁にかけてあるメニューもかなりの数。その中から名物の『イカかき揚げ丼』(800円)を頼んだ。

混み合っているというのに、ほどなく丼、味噌汁、お新香、そしてなぜか何も載っていないお皿が一緒に運ばれてきた。
丼に箸を入れる。おや?かき揚げが厚くてなかなかご飯に行き着かない。厚いというか…写真ではわかりづらいが、丼とほぼ同径のかき揚げが、なんと3枚も重なっていたのだ。
なるほど!ここでようやく、何も載っていないお皿の意味を理解する。いったんこのかき揚げを、お皿に1~2枚置いてから格闘せよということだ。
僕は1枚だけはずして食べることに。おいしい。イカの弾力と玉葱の歯切れの良さが甘いたれとよく合う。ガンガンいける。でも、さっきからずっとガンガンいってるんだけど、なかなか減らない。いくらなんでも量が多過ぎるよ(笑)。

おや、隣席の70代とおぼしきご夫婦の前には『イカかき揚げ』が単品で置かれているぞ。丼ではないので、タレがかかっていない。見るからにカラッ、パリッとしていてうらやましい。丼に何も載っていないお皿が付いてくるのだったら、タレのかかったかき揚げは1枚だけにして、あとの2枚はカラッ、パリッのタレなしであらかじめお皿に載せておいてもらったほうがうれしいなぁ。というか、そのほうが間違いなく飽きずに食べられるはず。
最後のほうは望んで頼んだ者のプライドだけで、気合いでどうにか飲み込んだ(笑)。友人は、プライドなど捨てて1枚残す。

お店も、楽しみにしていたメニューも、今回は予想外だった。やっぱり、もっと田舎っぽくて枯れている小さなお店で、いかにも昔っからのメニューをのんびり食べるというのが僕たちにはお似合いなのだ。
しかし、見渡せば周りの人たちが食べているお寿司や煮魚、アジフライなども実にうまそうじゃないか。少し考えてからオーダーすればよかったのかな。
ただ、あれだけ食べたのに胸焼けが襲来しなかったのは幸い。さすがに夕飯は抜くことになったけどね(笑)。
B食バンザイ!


アジのたたき(手前)とアジのなめろう(奥)。二人で似たようなものを頼んだな。

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