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茅ヶ崎市美術館で『開高健とトリスな時代~「人間」らしくやりたいナ』を観てきた。
なんでも開高健生誕80周年ということで、終の棲みかとなった茅ヶ崎では開高健記念館をはじめいろいろやっているらしい。
「トリスな時代」と銘打った美術館の展示では、壽屋(現サントリー)時代の一連の広告を中心に観ることができて楽しい。あのアンクルトリスのテレビC Mはもちろん、ご自身が出演されたサントリーのテレビC Mもじっくり鑑賞できる。「角」から「オールド」そして「ローヤル」と出世魚のように商品も変わっていってたんですね。
必ず封のリボンを切るところから始まる「ローヤル」のシリーズは、僕もよく覚えている。そういえば、最近のサントリーのC Mも最初にポーンという音とともにサントリーのロゴが出てから始まるなぁ。
また、株式会社サン・アドとして独立する際の「年功、序列、名声、学閥、酒閥もいっさい無視」という宣言に基づいて朝日新聞に打った求人広告も展示されていて興味深い。
というわけでとてもいい展示だったのだが、困ったのは美術館関係者の方々。
1階でも地下でも、訪れた関係者と美術館のスタッフとで普通の声量で会話が続く。笑い声も響く。思わず「ここ、美術館ですよね」と言いたくなった。
だって、まるで町のギャラリーでの個展とか、公民館での趣味の展示会のよう。お客さんがいないのならともかく、僕以外にも数名が観ているのにね。
300円とリーズナブルだから仕方がないのかな。個人的にはあと200円出すから、静かに鑑賞させてほしい(笑)。
コンパクトながらとても素敵な箱なのに、残念でならない。
後ろの関係者らしき人たちがペシャクチャ、ペシャクチャ…。
ボーカルがまったく聴こえないので、注意した事があるよ。
関係者なら何やっても良いってことないからね。
「開高健か、いいなあ」
ありがちですが、自分も気をつけないと
と思った次第です(笑)。
たまには湘南へ、どーぞ。
鎌倉へも!