湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

初めてのサンドウヰッチ

2009-01-29 23:13:52 | B食の道


東海道線の相模湾に面した駅で『鯵の押し寿司』を買うと、相模川を挟んで東側は『大船軒』、西側は『東華軒』のものとなる。
だから、わずかに西側の僕が『大船軒』の駅弁を買うには、途中下車しなければならないのだ。そんなわけで、昨年の9月に発売されて以来ずっと食べてみたかった大船軒の『鎌倉ハムサンドウヰイッチ』も、昨日ようやく食べることができた。
『大船軒』110周年を記念して復刻させたこの商品、明治32年に駅弁としては初めて売り出されたサンドイッチだという。決して安くはなかったらしいが、庶民が食べられるハイカラな食べ物ということで、爆発的に売れたらしい。
そして、その具であるハムを安定的に供給するためにつくられたのが、あの『鎌倉ハム富岡商会』という会社である。
…という背景と、当時の鉄道や駅の風景に思いをはせてパクリとやってみた。
懐かしい。当然その頃を知らないわけだが、やたら懐かしい味がする。
何のへんてつもないシンプルなサンドイッチなのに、ロースハムの味がシッカリしていておいしい。固さ、軽さも、ディスイズ、サイコーニチョードイーパンだ。
そうだ、子供のころ母親が普通のパンにハムを挟んで作ってくれたサンドイッチの味。懐かしいはずだ。
これで480円(税込)。具がたっぷりのコンビニのサンドイッチに比べると高いのかもしれないが、そういう問題ではないからね。

実は、自分で買ってきたわけではなく、このサンドイッチの話をしていたのを覚えていてくれた妻のお土産である。ただし、買った駅は大船ではなく、横浜で(笑)。
いつかも、大船軒の『鯵の押し寿司』や崎陽軒の『シウマイ』を小田原でお土産にしたことがあったけど(笑)。
ちなみに東海道線初の駅弁は、明治21年に飯沼ヒデさんが国府津駅で売った竹の皮で包んだ握り飯。『東華軒』の創業者である。こちらの復刻版も、いかがでしょう。

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