『崖っぷち社長の挑戦』(眞壁潔著 草思社 1,500円)は、まあアレですね、今後のベルマーレの営業にとってもたいへん有効な資料になるということ(笑)。
社長がすでにいろいろな所で語ってきているものの集大成でもあり、また初めて知るエピソードなどもあって興味深く読むことができた。
ベルマーレが独自の道を歩むことができているのは「Jリーグの理念」×「地域性」がベースになっていることが、まずはよくわかる。でも、それをシッカリ理解した上で柔軟な発想を持った、しかも地元で生まれ育った社長の存在があったからこそなのだ、ということも改めてよくわかったのである。
それから、ビックリするような数々の苦難が次から次へと襲ってきたというマイナス要因がなければ、今のベルマーレの姿はなかったんだよね。ただ、それも運命だったと一言では片付けられないほどの苦難ばかりだったのだから頭が下がる。しかも、それをチャンスに変えて新しい活路を見出しカタチにしていくバイタリティには感動するばかりだ。
そんな社長をはじめスタッフ、選手、関係者が頑張るベルマーレという唯一無二のクラブを愛している自分がまた誇らしくなるのである(笑)。
今も崖っぷちにあり、これからもずっと挑戦は続いていく。だから、この本には続編がある。