「それいけ湘南、それいけ湘南、ショーナ~ン」
みんなが手拍子をした。
いつもは黙って観ているだけの人も、一緒に手拍子をした。
「ワーッ」「イケーッ」
大きな声を出した。
かつてない一体感だった。
それは、選手にも伝わっていた。
永里選手が登場したあたりから、ベルマーレの時間。
得点の予感さえした。
ところが、アディショナルタイムの最後の最後に決めたのは仙台。
もう、立ち上がれなかった。
しばらく放心状態。
それでも、我にかえった僕たちは選手に拍手を送る。
よくやったと思う。「アメーんだよ」「もったいねー」という声も聞こえたが、現時点での持てる力をすべて出し切っていたと思う。いや、実力以上の力が出ていたのではないか。よく考えてみれば、とっくに3点ぐらいはとられていても不思議じゃなかった展開だった。
ということは、まだまだ道のりは険しいということもハッキリと認識できた。そういう意味でも、貴重なゲームといえる。
いや、だからこそ、もっともっと大きな拍手で、大きな声でサポートしなければならないのだ。
湘南の夏は終わらない。
それにしても、鳥栖戦斎試合の敬意を伝える社長、立派でした(ちょっとカンでたけど)。
大きな拍手で応えた観客、仙台サポーターのみなさんもステキでした。
こんな張り紙まで出て、どんだけー入るのかと思ったけど…
さて、こちらは、読書感想文に『ガラスのうさぎ』を選んだ娘と出かけたJR二宮駅のホーム。矢印のところをはじめ、60年以上も前の機銃掃射の跡が生々しい。