実に空が広い街だった。
どこまで行っても住宅街なのだが、平地だし、条例でもあるのか高い建物がないので、とにかくどこにいても空がよく見えた。
住んでいる人にとっては当たり前なので気づかないかもしれないが、これってかなり贅沢なことだと思う。
今日は、娘のバレーボールの試合で相模原へ。一度帰ってからまたお迎えというのも何なので、市役所の駐車場へクルマを置いて、散歩に。
まず気づくのは、住宅地の中にスナックやパブ、小料理屋風が、やたらに多いこと。ホントびっくりしますぜ、お客さん。逆に、今どきのカフェや雑貨屋さんのようなおしゃれなお店には、いっこうに出くわさない。
そんな中、ようやく現れたのが『光と緑の美術館』。
実は、予めネットで調べて出かけたのだ。
ところが、オープンの時間になっても入口はカギがかかったまま。
人の気配もしないので、表の看板を見ながら電話を。
「申し訳ございません」と、男性職員が慌てて出てきた。
私設の小さな美術館だが、なかなか雰囲気がある(上写真はエントランス)。あっという間に見終えてしまうスペース。でも、他に誰もいなかったので30分も滞在した!
帰り際、ようやく自転車に乗った親子(父と息子)が来館。自転車で寄れる美術館、これもかなり贅沢な話だ。
午後は、相模原市立博物館へ。プラネタリウムで星のシャワーを浴びたり、静かなライブラリースペースで本を読んだり、誰もいない2Fの飲食スペースで、これを書いたり。
おやおや、これも贅沢じゃん。
人口も多い巨大な市なのに、この利用率の低さは…。
さて、そろそろお迎えの時間だ。そういえば市役所の駐車場もタダ。なんという贅沢。それから、試合をやっている小学校もピカピカ。しかも、シャワートイレだったらしい。
人が多いので税収もたっぷりってことなのかな。
贅沢な小学校の中庭。無造作に置かれた色とりどりの鉢がオブジェのよう。
左)「宇宙科学研究…」なんと魅力的な響き!ほんとに裏にロケットが横たわっていた。 右)市内にはメタセコイアの木がいっぱいだ。