湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

青白い夕暮れ

2006-01-14 19:06:27 | あんな話こんな話


バレーボールの練習試合へ出かけた妻娘を迎えに、夕刻に秦野の北の方へ。
クルマの天井を打つ強い雨音で、音楽もよく聞こえない。
久しぶりの“お湿り”はいいけれど、そんなに降らなくてもねえ。
到着後、近くに見える山並みに霧がかかっているなぁと思っていたら、どんどんその白いモヤモヤがこちらへ迫ってきた。そして巨大な掌を広げるように、あっという間に校庭を包み込んでしまった。
山間部?!でないと、なかなか目撃できないであろう幻想的なシーンだ。
体育館で試合中の子供たちを呼んできて見せてあげたかったね。



飯田橋駅を10分乗り換え

2006-01-14 01:19:45 | 仕事のついで東京散歩


夕方、出先からの帰りに飯田橋駅で乗り換え。
大江戸線からJRまでが長い長い。なかなか着かない。一駅分ぐらい歩いちゃったんじゃないか、と思うほど。
歩くこと自体は嫌いじゃないけれど、ひたすら地下を行くというのは気分のいいものではない。
クネクネ曲がり、少し昇ってはまた折れて、戻って上がって、また曲がり…。だんだん不安になっていく。
でも、それはいま地震が来たら、などという不安ではない。どこを歩いているのか、どこへ行ってしまうのか、方向感覚を失っていく不安なのだ。
そんなイヤ~な気分のまま矢印を追ってフラフラ歩みを進めていると、不意に地上に出た。
冷たい風が、なんだかとても心地いい。ホツとする。
おまけに、ここは学生時代に毎日のように通った懐かしい駅だ。
地下鉄の網は一層はり巡らされ、JRの車輌はアルミになり、改札も自動になった。ついでに僕もずいぶん年を食った。
でも、プラットホームは相変わらずきついRを描き、あの頃と同じように車体を大きく傾けながら電車は勢いよく飛び込んでくるのだった。