
新しいdocomoのテレビCMで『アンサーハウス』のラストのコマ。
洋館の前に立ち、「いらっしゃい」と笑う山崎努氏。
これは、もう『早春スケッチブック』。1983年フジテレビで放映された山田太一氏原作・脚本のなかなか見ごたえのあるドラマを思い出さずにはいられない。
実家のある希望が丘が舞台だったこともあって、夢中で見た記憶がある。
なじみの商店街、公園、道路、相鉄線などが出てくるのはもちろん、なぜか場所や学校、信金も実名で登場するので、よけいに親近感が沸いてくるのだった。希望が丘の坂を上がっていくと、二俣川の西友に着いたりしてびっくりしたけど(笑)。
かなり重いテーマだったので視聴率も伸びなかったが、評価は高かった作品という位置づけではある。こんなドラマ、今じゃスポンサーが付かないかな?
今日は家族全員がオフだったので、その希望が丘へ。
夕方、雨の中、娘と散歩。希望が丘高校や南希望が丘中学校のあたりもまわってみた。25年も前だから家などは増えているけれど、どこを歩いていてもとにかく静かで、変わっているんだかいないんだかよくわからない。
いやいや、考えてみれば、あのドラマも静寂の中、ドラマチックに展開していくのだ。
そうか、だからこそここが選ばれたのかななんて、改めて思うのだった。
