日曜日に、家族総出でセッセと灰を除去したら・・・昨日、又も灰が降ってきましたとさ!
いやもう、ここまで来ると笑うしかありませんな!
でも、鹿児島市が派遣してくれた灰除去用特殊車両のおかげで、道路に積もっていた灰も随分減ってきましたし、近隣の市町村から、主に年寄りの家庭に応援の人達が来てくれたり、ボランティアの人達への炊き出し用の食料が送られてきたりしています。
本当に有り難い事です。
で、今回は表だっては現れていない被害の話などを。
まず、今一番良く聞くのが雨どいの破損ですね。
前から書いている通り、灰ってのは水を吸うと極端に重くなります。
で、この前の小雨で屋根に溜まっていた灰が流れ出したのですけど、灰を押し流す程の雨量では無かった為、雨どいとかに灰が溜まってしまい、ちょっと古くなった雨どいなどは、その重みに耐えかねて壊れてしまう、と言うワケなんです。
かくいう我が家も、ビックリするぐらい雨どいに灰が溜まっていて、水が全然流れない状態になっていました。
最初は手ですくって捨てていたのですけど、時間は掛かるし、灰が重い為段々シンドクなってきたので、結局は水で洗い流しましたけどね。
でも、これが又なかなか流れないんですわ・・・。
それともう一つ聞いたのが、車のエアコンの故障。
どうして車のエアコンが?とお思いでしょうけど、正確に言うとクーラーが冷えなくなった、って話が少しずつ出始めているんです。
その原因は、コンプレッサーの故障。
車のクーラーも基本は家庭用エアコンとは変わりないのですけど、家庭用と違って車の場合は、フロン134aを圧縮する為のコンプレッサーが“剥き出し”になっています。
で、このコンプレッサーが、灰のせいで“焼き付いて”しまったりするんだとか。
この辺の構造については、車関係のサイトを見ていただいた方が早いのですけど、もの凄く簡単に説明すると、コンプレッサーのon/offを制御している電磁クラッチと、エンジンからの力を伝えるためのベルト駆動プーリーの間に灰が入り込んだり、プーリーのベアリングなどにも灰が入り込んで、ベアリングが焼き付いてしまったりしているんだとか。
う~む、基本構造知らなきゃ、絶対意味が判らんな(^^;)
すいません、どうも上手く説明出来なくて。
でもこのコンプレッサーって、構造上かなり丈夫に出来ているせいか、結構“高い”んですよねえ・・・。
あ、ちなみにハイブリッド車の場合は、こんな心配はしなくても大丈夫です。
あれに使われているコンプレッサーは、従来のエンジンの力を利用したベルト駆動ではなく、本当に普通の電気モーターなので、外部から異物が入る隙間もありませんから。
ま、そんな感じで、車を洗う時には“外”だけではなく、車の中、例えばラジエーターやエンジンルームなども洗った方が良い、と言う話でして。
他にも「灰のせいで滑ってコケた」とか、「屋根から落ちた」とか、「目に入って医者に駆け込んだ」とか、気管支の弱い人は「咳が止まらない」とか、「灰除去作業のせいで腰を痛めた」などなど、灰が降って一週間以上経って、こういった“小さな被害”がボチボチと出始めています。
皆、こんな状況に馴れていませんからねえ。
しかし、ただでさえ不景気だってのに、これで又予想外の出費を強いられるとは、どこまで不運が続くのやら・・・(--;)
タービンに灰が入って焼き付くと、中古でも16万コースとかですから・・・・
それとハイブリッドカーですが、こちらはこちらでどんな影響が出るか判らないと言う恐怖が待ってますね(;^^)
引越しを考える人もいるかもしれませんね。
確かにターボ車も怖いですね。
一応フィルターは付いていますけど、それだって万全ではありませんし。
それに、今ではターボ車の部品もあまりありませんからねえ。
ハイブリッドに関しては、現状、皆で実地検証しているようなものです。
何せハイテクとセンサーの塊みたいな車ですから、この火山灰でもしセンサーが誤動作したら、それこそ大変な事になりかねません。
ただ、ハイブリッド車の場合は絶対に暴走しない為の安全装置がいくつも掛かっているので、問題が起こるとすれば、せいぜい車が動かなくなるって事位かな?
アメリカで一時期、ハイブリッドの暴走が問題になりましたけど、結局あれはアメリカの調査でも「ほぼ全てがヒューマンエラーだった」と、中間報告が出されていました。
日本のマスコミは全然報道しませんけどね。
まあ、ホントによくもまあこれだけ人災や天災が起こるものだ、と(^^;)
ただ、他県に引っ越そうか、と言う人は今のところ見受けられません。
でもそれも、この噴火や鳥フルなどによる不景気が続けば、いずれそういった事を言い出す人も出てくるかも知れませんね。
ま、とにかく今は辛抱の時、って事なのでしょう。
全てにおいて。