以前、どこかの政治ブログで指摘していたのですけど、菅直人と言う不逞の輩は、とにかく小泉純一郎が羨(うらや)ましく、且つ、嫉(ねた)ましくてたまらないのだとか。
特に、首相就任中どころか、辞めても尚殆ど人気が下がらず、その上「郵政解散」を成功させた事に対しての嫉妬ぶりはすさまじいものがあるのだとか。
で、今度は自分も小泉純一郎をマネして「原発解散」を目論んでいるのでは無いか?と、ちょっと前から囁かれるようになってきましたが、マスコミもようやく取り上げ始めましたな。
菅直人首相が「脱原発」か否かを争点に衆院解散に打って出る-。永田町でこんな噂が駆けめぐり、自民党が警戒感を強めている。東京電力福島第1原子力発電所事故で原発への不信感が高まるなか、平成17年の郵政解散のように、民主党に地滑り的勝利を与える可能性があるためだ。
「菅さんの性格から、そのシングルイシュー(単一課題)で選挙をやるのかもしれない」。自民党の大島理森副総裁は18日、BS朝日とテレビ東京の番組で、表情をしかめて語った。
大島氏はその後テレビ東京の番組にも出演。菅首相が東京電力福島第1原発の放射能漏れ事故を受け「脱原発」を争点に衆院解散・総選挙を行う可能性を問われ「(首相が生き残るための)戦略だけで日本のエネルギー政策を判断されたらたまらない」と牽制(けんせい)した。
「脱原発」を争点に解散総選挙に打って出るかあ・・・。
あり得ない話ではないんですよ。
震災直後の原発事故発生直後はマスコミもこぞって「今の政府は何やってるんだ!」と、民主党プロパガンダ組織としては珍しく正論を吐いていたのですけど、月日が経つにつれ段々“トーン”が下がってきて、挙げ句の果てに、菅直人が
「浜岡原発停止“要請”」
を公言した5月の連休後半から、マスコミの論調も一気に
「原発は危険!原発は悪!」
「今回の原発事故は自民党のせい」
「原発を作りまくったのは自民党」
「だから自民党は悪!」
「民主党は自民党と違って、
国民に優しい自然エネルギーを推奨」
「原発廃止し、自然エネルギーへの転換を謳い、
実行しようとする菅さんって素晴らしい!」
「民主党マンセー(これはいつも通りか)」
の流れに変わったのに、皆さんはお気づきだったでしょうか?
そしてこの流れが、一昨年の
「自民党はもう駄目だ!」
「だから、民主党に一回だけでもやらせてみよう!」
と言う流れと、本質が全く同じである事にお気づきでしょうか?
泥棒は捕まるまで同じ手口を繰り返す
そうですけど、そこん所はマスコミも同じ、って事でしょうな!
そしてマスコミは上記の様なプロパガンダを情報番組とかでしょっちゅう流す事によって
「民主党こそが国民の事を考えている」
とアピールしたいようですが、ちょっと待て!
一昨年の衆院選の際、民主党マニフェストには
「CO2削減の為、原発を今後もっと建設します」
と書かれてあり、その上、昨年、ルーピーが「CO2 25%削減」を掲げた際、その実行手段として、やはり「原発を推奨」していた事を意図的に隠しています!
それに、今回問題となっている福島原発をあそこに設置させたのは、誰あろう民主党の「死に忘れた政界ゾンビ」こと渡部恒三であり、その甥っ子である福島県知事は、今ある原発の“迷惑料”がそろそろ打ち切られるのを見越して、新たに7,8号機建設を国と東電に要請しており、もし今回の事故が無ければ、もう少しで7,8号機の建設工事が始まる予定だったんです!
そういう経緯を知っているから、福島県知事がやたらと「原発が悪い」とか「国が悪い」とかほたえている度に
お前が言うな! ( ゜д゜)、ペッ
と、つい心の中でツッコミ入れてしまってますが。
どっかのブログで
「最近の日本人はすぐに被害者面する」
と書かれていましたが、さもありなんですな!
で、そうやってマスコミが散々「反原発」「脱原発」を国民に擦り込んだ後、菅直人が“登場”して来て
「原発の是非を国民に問う為、
解散総選挙をする!」
と宣言する、ってのがシナリオかなあ。
当然民主党は「脱原発」「自然エネルギー推奨」を掲げ、自民党に対しては「原発を乱造させた悪の組織」をイメージさせる様、プロパガンダ組織使って国民に擦り込みまくって、選挙に勝つつもりなのでしょう。
官房機密費使って、マスコミの論説委員とかを懐柔しまくっていますから、民主党の味方をさせるのは簡単ですからねえ。
ペンは剣よりも強し!
されどペンは金に弱し・・・か。
(´‘c_,‘` )プッ
とまあ、こうやって考えていくと、一見すると民主党有利な感じもしますが、かつての郵政解散と大きく違う点が一つ!
それは
菅直人に“徳”も“信用”も無い事!
ま、あれだけウソばっかり付いてたら誰も信用しないのは当たり前だと思うのですが、その事を最も理解していないのは、おそらく当人でしょうなあ。
又、
民主党も信用されていない事!
ってのもあります。
6月2日の不信任案決議に絡んだ「党内茶番劇」を見て、「民主党は信用出来る」と考える人が果たしているでしょうか?
もしいるのなら、その人は一度、精神科にでも行って見て貰った方が賢明でしょう。
あれ以来、民主党議員が何を言っても、一部擁護派がいる事はいますが、ネットなどでは殆どの場合
「お前らの言う事なんか、誰が信用出来るっちゅうねん!」
と言う声で溢れていますし。
それに、衆院選こそ大勝したものの、その後の地方選、参院選などでは殆ど「負け越して」いるんですよねえ。
ちょっと前も青森県知事選がありましたけど、8時の時報と共に「現役当選」の速報が出て、2ちゃんねるなどでは「早ええよw」って書き込みで溢れてましたっけ。
そういえばあの選挙、結局“現役”と民主党が担ぎ出したヤツとは4倍近く票差があったんですよ。
例によって例のごとく、民主党に不都合な事実は流さないマスコミは、この選挙の事を「全く」と言って良い程報道しませんでしたが!
まあ、だからこそプロパガンダ組織が必死になって、「民主党=善」「自民党=悪」って図式を擦り込もうとしているのでしょうけど、さすがに以前程騙されるヤツはそうはいないか、と。
何せ、支那人にまでこんな事を言われている位ですし。
民主党の失敗は日本の民主政治にとって悪いことではない。今回の失敗で、いかに政党を判断するか、耳障りのいい言葉に踊らされて投票してはならないこと、そして国の未来を展望し、実現可能な方法を提案できる政党がいかに大切かを日本人は学ぶことができた。
いやあ、お前が言うな!と言う気もしますが、正論ではありますな!
あ、ちょっと誤用がありますね。
この場合「耳障り」ではなく、「耳触りが良い」とか「耳当たりが良い」とか言うべきなので。
ま、それは置いといて。
さて、ここをお読みの皆さん。
まさかとは思いますが、マスコミによる「反(脱)原発キャンペーン」や「自然エネルギーこそが次世代エネルギー」なんてプロパガンダに踊らされたり、騙されたりはしてませんよね?
今度騙されたりしたら、それこそ支那人に指さして笑われますよ!
(^▽^ケケケ