錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

「錦之助映画祭り」日誌(3月29日~31日)

2009-04-02 04:36:25 | 錦之助映画祭り
3月29日(日)半日読書。
 夜、多賀子さんへ電話。招待券2枚は片岡仁左衛門さんの親類の方へ送って大変喜ばれたとのこと。私へのお礼と祇園会館で映画を観ることを楽しみにしているとの伝言。

 3月30日(月)午後、自宅から九段下の仕事場へ。
 祇園会館での錦之助映画祭りオープニングの後、やっぱり打ち上げのパーティをやったほうがいいかなーと思う。ファンの会の会員の多くも祇園会館へ集結するし、関係者のみなさんも何人かお招きしているのに、映画を観終わって、興奮さめやらない状態で「じゃあ、また」と別れるわけにもいくまい。思い立ったら、すぐに実行する。これが自慢じゃないけど、私のモットー。早速ヤフー・グルメで祇園会館近くの会場を探す。京都は物価が高い。日本料理と中華料理はコースだと最低5千円はするからボツ。こういう時、宴会に金をかけるのは、バカバカしい。予算3千円くらいのレストランを探していると……あった、あった。
「アジアティカ祇園店」。エスニック、無国籍料理、コース2480円(税込み)。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0007798310/
 これ、いいじゃない!総席数60.貸し切り可なので、早速電話する。男の店員が出る。話すと、日本人じゃない。なかなか話が通じないので、日本人はいないのかと尋ねる。「店長、日本人、でも今、いない。あとで来る、電話かけるよ。」電話番号を教えてくれというわけで、日本語でこちらの電話番号を言う。メモしている様子。どうも怪しいので、英語で言い直す。「ダイジョウブ」との明るい声。でも、頼りないなー。
 30分ほどして、電話が鳴る。日本人の店長からだ。話がスムーズに運ぶ。4月11日貸し切りオーケー。50名で予約。コースにビールとウーロン茶とオレンジジュースを付けて、一名あたり3000円にしてもらう。年寄りが多いので、あまり辛くない料理を頼む。店長の話だと、日本人向けのさっぱりしたフィリピン料理だそうだ。さっきの店員はフィリピン人か。きっとコックさんだったのだろう。パーティは、午後6時半ごろから半数が集まって、あとの半数は7時半から来ることになると言うと、午後6時から10時までオーケー。これはいい。
 「錦之助映画祭り」と「フィリピン料理」。奇妙な取り合わせだが、そんなこと気にしていられない。きれいな店を独占できて、安く飲み食いできて、長時間居られれば、文句なし。私のこのブログを読んでいる方で、祇園会館の錦之助祭りに参加して、錦ちゃんファンだという方は、この打ち上げパーティへ出席なさってもかまいません。ただし、出席の連絡をメールで幹事の私までお願いします。
e-mail:sesame@dream.ocn.ne.jp

 夕方、中島貞夫監督へ電話。中島監督の風貌を思い浮かべると、無国籍、エスニック、フィリピン、どれもぴったり合うような気がする。中島さんは、京都映画界のドンというより、東南アジアのマフィアのドンといった感じである。が、そんなことはご本人には言えない。ともかく、パーティへお誘いする。会費を安くしようと思い、フィリピン料理にしましたと申し上げる。
「有馬さんも呼ぶんだろう?」「はい」「料理、うまいのか?」「店長が辛くなくヘルシーな料理だと言ってましたから、ダイジョウブでしょう」「そうか」「中島さんが有馬さんの夕食、ご馳走するっておしゃってましたよね」「そうだったな」「お願いします!」中島監督は、あまり遅くまでいられんが……とのこと。
 それから、ファンの会の会員へパーティの件を知らせるため次々に電話する。あゆさん、クミさん、山西さん、高橋さん、ポテトさん、円尾さん……。錦心さん、錦尊さんへメール。みんな出席。
 夜遅く、石割さんへ電話。1時間ほど話す。石割さんも祇園会館へ来て、パーティも出席。
 朝日新聞京都版の情報誌「アイアイ京都」の映画担当記者のTさんからメールをもらう。祇園会館で上映する『独眼竜政宗』を紹介したいとの申し出で、オーケーの返事を出し、画像を送る。4月8日に記事が出るそうだ。
 
 3月31日(火)午後2時半、新橋のTCC試写室へ行く。矢元さん(三代目社長)と上映会の打ち合わせ。
 午後4時。仕事場へ帰り、京都新聞の文化部へ電話。映画担当の芦田さんに「錦之助映画祭りイン京都」の概要を伝え、記事にしてほしいと依頼する。快諾。ファックスでチラシと趣意書を送る。
 夜7時半、車で新文芸坐へ、「一心錦之助」の在庫を引き取りに行く。「錦之助映画祭り」の2週間で「一心錦之助」は440冊売れた。500冊納品したので、60冊余った計算。10冊残して、50冊引き取る。
 夜8時50分より新文芸坐で最終回の『夢のまにまに』(90歳の木村威夫が監督した新作)を観る。有馬稲子さんが出演しているからだ。祇園会館へ有馬さんがゲストで見えたとき、お話しする機会があるだろうし、この映画は観ておかないといけないと思ってのこと。木村威夫氏は美術監督としては著名で、多くの映画の美術デザインを担当してきた人だが、この映画で何を表現したかったのか疑問を感じた。観ていて退屈する。画面の絵柄だけは凝っていたが、内容はありきたりで深みがない。内容より映像が勝っている映画は、感動とは無縁で、詰まらない。有馬さんもボケたお婆ちゃん役は不向きだと思う。



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