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<紹介>
「初代中村錦之助伝/上巻 生い立ちから『笛吹童子』まで」
錦之助映画ファンの会代表 藤井秀男著 エコール・セザム刊
定価 2,400円(税抜) 四六判上製 320ページ
平成25年11月16日(土)、「錦之助よ、永遠なれ!」特集の初日より、新文芸坐にて発売開始。全国書店(ジュンク堂、紀伊國屋など)、アマゾンなどのネット書店では11月25日頃から発売予定。
中村錦之助=萬屋錦之介十七回忌に際し、錦之助の熱烈なファンである著者が、5年越しの念願をかなえ、膨大な資料をもとに執筆した錦之助詳伝ともいえる決定版です。
上巻の内容は、錦之助の誕生、子供の頃のことから、歌舞伎の子役・女形の修業時代を経て、21歳の時に『ひよどり草紙』で映画デビューし、『笛吹童子』でアイドルスターとして大ブレイクするまで。
「錦之助伝」の組版を完了した。明日の夕方、印刷所へ入稿すれば、どうにか11月16日(土)の上映会初日までに間に合いそうである。ほっとした。
カバーは、錦ちゃんの菊丸のなんとも爽やかな横顔で、ファンのみなさんも文句がないと思う。内容がいわば「青の時代」なので、デザイナーの末吉(すえよし)君と相談し、品のいい和風の薄い青色のベールをかけてもらった。顔写真がどーんと大きいし、「中村錦之助」の字もでっかくて、目立つと思う。ここに掲げた写真には帯がないが、帯には二代目錦之助の言葉が載る。叔父の錦之助を称える内容である。
末吉君は、昔私が進学塾をやってた頃の教え子の友達の旦那である。年齢不詳。35歳くらいかな。武蔵野美術大を出て、現在自分でデザイン事務所を持って活動している有能なデザイナー。本の装丁のほか、演劇(アングラ系)のポスターやチラシの制作なんかをやっている。ちまちましたデザインでなく、彼の性格を反映してか、押し出しのいい大胆なデザインが特長なので、私の好みに合う。彼に仕事を頼んだのは今度が二度目だ。
さて、前回書いた読売新聞の記事の話だが、昨日また近藤さんから電話があり、11月1日(金)の夕刊の芸能欄に出るとのこと。上映会の予告だけでなく、「錦之助映画ファンの会」の活動のことや「錦之助伝」も紹介してくれるらしい。全国版ではないかと思う。
記事を読んで、上映会にお客さんがたくさん来ることを願っている。もちろん、本の売れ行きが良いことも。