錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

ようやく……

2013-04-29 21:40:55 | 錦之助ファン、雑記
 「青春二十一 第三巻」の仕事が一段落した。
 25日(木)に京橋のフィルムセンターへ行き、図書室に一冊寄贈。事務室の女性に研究員の板倉さんを呼び出してもらったら、辞めたとのこと。彼にはこれまでいろいろ世話になったが、どうして辞めたのか分からず。それから、円尾さんと一階のロビーで会い、北沢典子さんと石井一雄さんへ差し上げる分を渡す。煙草が吸いたいので、コーヒーでも飲もうと円尾さんを誘ったら、近くの公園に連れて行かれる。そこで30分ほど話す。ついでに夜、映画「火宅の人」を観る。ずっと前に観た時は、面白かったという印象があったが、今回は失望。わざとらしさばかりが目立って、途中で観る気がなくなる。
 26日~28日は、読書。歌舞伎の本を二冊読む。関容子編「中村勘三郎 楽屋ばなし」(先日亡くなった勘三郎のおやじさんの勘三郎の方である)と武智鉄二著「武智歌舞伎」。それと「日本現代演劇史 昭和戦後篇」を拾い読みする。この本は先日、神保町の古本屋で購入したものだが、1万円ちょっとする高価な本である。三冊とも目下執筆中の「中村錦之助伝」の参考図書だが、疑問が晴れた箇所もあり、まだ不明な箇所もあるといった具合。
 今日の午後は、池袋へ行ってきた。まず、新文芸坐へ「青春二十一 第三巻」を五冊納品。ビリー・ワイルダーの「情婦」をやっていたので、観たいと思ったが、時間が合わず。仕方なく、ジュンク堂書店へ行く。最上階の芸術書売り場で、「青春二十一 第三巻」が三冊置いてあるのを確認。ただ書棚の一番下の端っこに、棚ざし。第二巻は一冊あるが、第一巻はなし。同売り場で、歌舞伎の本を三冊買う。六千円を越す。新刊書は高い。
 6時半に、ジュンク堂の玄関で、島英津夫さんと待ち合わせ。彼に錦之助さんの出演作のDVDを頼まれていたので、手渡す。なにかうまいもんでも食べながら、飲みに行こうかという話になり、私の行きつけの鰻屋へ行く。男二人で二時間ほど歓談。「ざ・よろきん」一座の今後の公演予定のことや、おやじ錦之助さんの思い出など。
 さて、「錦之助伝」は、今まで書いたところの編集やら細部の確認をやっていて、前へ進めず。歌舞伎時代のところなどもういいか、とも思うのだが、納得が行かない点があると気分が悪い。
 明日はメールの返事を書かなければならない。雑用もたまっている。
 5月2日は「日本映画批評家大賞」の受賞式、5月3日はチャンバリストの会合があり、忙しい。


「青春二十一 第三巻」販売書店

2013-04-25 01:43:59 | 錦之助ファン、雑記
 「青春二十一 第三巻」が、22日(月)の夕方、出来上がった。
 23日(火)は、まる一日かかって、発送の作業をした。送り状の作成、宛名シール貼り、封筒詰めなど。関係者の方々には、一筆書き添えることにしているので、時間がかかる。音楽を聴きながら、私一人でコツコツやるのだが、徹夜である。
 24日(水)の午前中にちょっと寝て、午後、封筒の束を車で近くのヤマトの集配センターへ運び、発送完了。錦之助映画ファンの会の会員と関係者の方々にメール便で送ったのだが、全部で120名ほど。これで、会員の方の手許には今週中には届くはずである。
 
 この小冊子は、限定500部。ファンの会の会誌であるが、市販もしているので、ちゃんと作っている。つまり、トークショーのゲストの方々には許可を得て、前もって目を通してもらっているし、使用するスチール写真は、東映に申請して使用料を払っている。自分では相当レベルの高い本だと思っているが、発行部数が少なく、錦之助ファンが読んで喜んでくれればいいと思って作っている本なので、私自身、売ることに積極的ではない。それでも、書店やインターネットで購入される奇特な方もいるので、流通ルートに乗せることにしているわけだ。この手続きも取らなければならない。
 
 そこで、22日と24日に、取次会社(書籍の問屋)へ行ってきた。神楽坂、江戸川橋、神保町を回り、私の出版社が取引している取次4社へ行って、1冊献本し、データ登録してもらった。それと、本を取次会社へ納品してくれる代行業者(埼玉県にある)というのがあるのだが、そこへ80冊、宅急便で送っておいた。
 普通、新刊書を出版すると、取次に委託して全国の書店へ新刊配本してもらうのであるが、「青春二十一」は、それを一切やっていない。あちこちに複数冊配本しても、一ヶ月もすると売れ残って返本されてしまい、可愛い本がいたむだけなので、無駄なことはしないようにしている。
 ジュンク堂、丸善、紀伊国屋書店など、全部で30店ほどに1冊、配本するだけである。先日、全国のジュンク堂には案内チラシをファックスして、注文を取ったが、ほとんどの店の注文数は1冊。棚ざしと言って、書棚に本を差して終わりである。その代わり長期間置いてくれるので、それでいいと思っている。
 ジュンク堂大阪本店だけは特別で、10冊注文をくれた。面だしと言って、表紙を見せて、陳列して売ってくれるわけだ。大阪にお住まいで、会員でない方は、ここへ行けば必ず購入できると思う。ただし、販売は連休明けになりそうだ。
 東京ですぐに手に入る書店は、神保町の一誠堂書店。映画の本をたくさん売っている古書店だが、新刊書も扱っている。私の馴染みの本屋なので、昨日、5冊預けてきた。目下ウインドウに陳列してあると思う。三省堂、書泉グランテの並びで靖国通りに面している。
 
 以下に販売書店を掲げておく。
 三省堂神保町本店、ジュンク堂池袋本店、リブロ池袋本店、紀伊国屋新宿本店、紀伊国屋新宿南店丸善&ジュンク堂渋谷店、ジュンク堂吉祥寺店は、すでに1冊配本済み。すでに売っているはずだが、売れてしまっていたら、注文すればすぐに入荷する書店である。
 連休明けに販売を開始する書店は、
 丸善丸の内本店、丸善津田沼店、八重洲ブックセンター本店
 紀伊国屋札幌店、ジュンク堂札幌店、ジュンク堂盛岡店、ジュンク堂秋田店
 紀伊国屋新潟店、ジュンク堂新潟店、ジュンク堂高崎店、平安堂長野店
 ジュンク堂藤沢店、ジュンク堂甲府店
 ジュンク堂名古屋店、ジュンク堂Jロフト名古屋店
 アバンティブックセンター京都店
 紀伊国屋梅田本店、ジュンク堂大阪本店(10冊)、ジュンク堂千日前店(3冊)、ジュンク堂難波店
 丸善広島店(3冊)、ジュンク堂広島駅前店(2冊)
 ジュンク堂松山店、紀伊国屋徳島店
 紀伊国屋福岡店、ジュンク堂福岡店(2冊)
 ジュンク堂鹿児島店
 ジュンク堂那覇店

 あと数店、配本する予定だが、まだ未定である。
 *アマゾンなど、ネット書店では来週早々には注文受付が始まると思う。

 

「青春二十一 第三巻」

2013-04-17 06:26:09 | 錦之助ファン、雑記


 「青春二十一 第三巻」の編集制作を昨夜ようやく終え、今朝、印刷所に入稿した。
 今回の本は、ずいぶん日数と時間がかかってしまった。3月初めから作り始めたので、一ヶ月半近くかかった。校正は、円尾敏郎さんと高橋かおるさんにお願いした。私も入念にチェックしたつもりだが、大きな間違いのないことを祈るばかりである。
 来週早々には出来上がる予定。発行は2013年4月24日。
 錦之助映画ファンの会の会員のみなさんには、24日にはメール便で発送するので、来週中にはお手許に届くと思う。一般の方は、書店で注文すれば購入可能。アマゾンなどのネット書店でも発売するが、連休明けになってしまうかと思う。書店では、全国のジュンク堂へ行けば、連休前にお求めいただけるはずである。
 表紙は、画家の植木金矢さんが描いた『里見八犬傳 芳流閣の決闘』の絵を使わせていただいた。錦之助と千代之介の対決シーンである。
 巻頭写真ページには、16枚の写真を載せた。珍しいスナップ写真もある。
 以下に目次を掲載しておく。

 「錦之助映画祭り」トークショー(東京編)
 ○渡辺美佐子トークショー
 ○北沢典子トークショー
 (コラム)錦之助の一心太助
 ○入江若葉トークショー
 (コラム)錦ちゃんがおんぶした女優
 (コラム)桂長四郎さんを偲ぶ
 インタビュー&トーク(京都編)
 ○桂長四郎さんに聞く
 (コラム)陰性の魅力、田代百合子
 錦之助映画論(その三) 武蔵とお通
 「錦ちゃん祭り」日誌(平成22年11月15日~26日)
 編集後記