この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

1/1、1/11、11/1、11/11。

2019-01-11 20:58:29 | 蘊蓄・雑学
 今日は「1月11日」です。
 「1月11日」のように「1」だけで構成される月日は他に「1月1日」、「11月1日」、「11月11日」、計四日あります。
 この四日の中に「ポッキー&プリッツの日」と「犬の日」があるのですが、果たしていつといつでしょう? 

 まず「ポッキー&プリッツの日」から。
 「ポッキー&プリッツの日」は毎年11月11日です。
 これはポッキーとプリッツが「1」に似ていることが所以なのですが、ではなぜ「ポッキー&プリッツの日」が1月1日でもなく、1月11日でもなく、11月1日でもなく、11月11日なのかというと、制定されたのが平成11年11月11日だったからです(詳しくはこちら)。
 記憶にはないですが、たぶんこの日は大々的にポッキーとプリッツを売り出すイベントが行われたのでしょうね。
 もしかしたら毎年11月11日には親しい友人にポッキー(もしくはプリッツ)をプレゼントしよう、みたいなキャンペーンもあったのかもしれません、、、邪推?笑。

 では「犬の日」について。
 先に答えを書いておくと、「犬の日」は11月1日です。
 「犬の日」がこの日に制定されたのは犬の鳴き声が「ワン」だからです。
 安直な理由だな、とは思いますが、それは気になりません。
 気になるのは、犬の鳴き声が「ワン」だからという理由であれば、「犬の日」は別に11月1日でなければならないということはないのではないか、ってことです(どーでもいいことですが「なければならないということはないのではないか」というのはくどい日本語ですね)。
 なぜ「犬の日」が1月1日でもなく、1月11日でもなく、11月11日でもなく、11月1日なのかというと、、、それは調べてもわかりませんでした。
 ただ「犬の鳴き声である「ワン (1) ワン (1) ワン (1) 」にちなみ11月1日と決められた」とあるだけで。

 自分からすると『犬のおまわりさん』という童謡の中で、犬のおまわりさんは「わんわんわわん」と鳴いている(泣いている?)ので、自分が「犬の日」を制定するとしたら11月11日にしますけどね。

 「犬の日」が11月1日に決められた理由をご存知の方は教えてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陰毛でGO!!

2019-01-10 22:50:40 | 雑事
 突然ですが、皆さんはラジオを聴きますか?
 自分は家では聴かないんですけど、車の中でよく聴きます。
 そして聴くのは主にAMのKBCです。FMやAMのRKBを聴くことはほとんどありません。
 KBCやRKBと言われても九州人以外には何のこっちゃら?と思われるかもしれませんが、KBCが九州朝日放送のことで、RKBは毎日放送のことです。九州北部にAMラジオ局はこの二局しかありません(ですよね?)。

 それで今日も帰りの車の中でKBCを聴いていたんですよ。
 木曜日の19:00から22:00までは二年目の岡田理沙アナウンサーが担当する『餃子のオカダ』という番組があっているのですが、この岡田アナのオープニングトークが衝撃的に面白いともっぱらの噂です(自分の中で)。

 ある日美容院で前髪の縮毛矯正をした岡田アナ。
 薬をつけすぎたのか、美容師の腕が良くなかったのか、家に帰ったときの岡田アナの前髪はチリチリになっていたそうです。
 カラッとした口調で岡田アナはこう言いました。
「私の前髪、陰毛みたいになっちゃいました🎵」
 運転しながら聴いていた自分は思いっきりハンドルを切り損ねそうになりました。
 オープニングトーク終了後も岡田アナは絶好調で、番組の出演者に「ほら、陰毛みたいにチリチリになっているでしょ?」と自宅から持ってきた陰毛を、、、訂正、前髪を見せびらかしていました。

 ラジオを聴き始めて長いけど、「陰毛」という単語を女子アナが口にするのを聴くのは初めてでした。
 「陰毛」って放送禁止用語じゃないんですね。
 何となく放送では「アウト!」の言葉かと思っていましたよ。
 まぁ「陰毛」が放送禁止用語じゃないとわかったからと言って今後の自分の人生が豊かになるとも思えませんが。

 岡田アナ、『餃子のオカダ』、毎週楽しく拝聴しています。
 特にオープニングトークの破壊力にはいつも驚かされます。
 はっきりいって某芸人の『すべらない話』の軽く10倍ぐらいは面白いです。
 これからもますます破壊的なトーク力と女に磨きをかけて頑張ってください。

 陰毛でGO!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅のしおり、佐世保編。

2019-01-09 23:23:17 | 旅行
 1月26、27日に一泊二日でお袋と佐世保旅行に行きます。
 旅のしおり的に簡単なスケジュールを書いておきます。

1月26日

 8:00、自宅を出発

 9:30、三河内焼伝統産業会館見学

 11:00、無窮洞見学(無窮洞:第二次大戦時、国民学校の教師と小学生によって掘られた巨大防空壕)

 12:30、いけす料理 うず潮にて昼食

 昼食後、西海橋公園を散策。渦潮が見れたらいいけど、時間帯的に難しいみたい…。

 午後は佐世保市内を散策するか、眼鏡岩を観に行くつもりです。

 17:00、この日の宿である山暖簾に到着。

1月27日

 8:00、山暖簾を出発

 9:00、ハウステンボス

 15:00、ハウステンボスを出発

 16:30、自宅到着

 こんな感じの旅行を予定しています。
 問題は晴れるかどうかですが、自分は晴れ男なのでたぶん晴れるでしょう!
 充実した旅行になりますように!! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末年始に読んだ本。

2019-01-08 22:13:14 | 読書
 森見登美彦氏の『熱帯』をギリギリ2018年のうちに読み終えました。
 ぶっちゃけ面白くなかったです。
 森見登美彦氏のこれまでの著作の中で一番面白くなかったような気がします。
 章ごとに語り手が変わるのですが、ただ読み手を混乱させるためだけに語り手が変わっていっているように思えました。
 500ページを超える長編なのだけれど、結局最後の1ページになってもお話がまるで進んでいない、そんな印象を受けました。
 作者としてはそういう作品を狙ったのかもしれないけれど、それが上手くいっているとはお世辞にも言えないと思うなぁ。作中の伏線(っぽいもの)がほとんど投げっぱなしだったし。
 これ一作で見限ろうとは思わないけど、森見登美彦氏には更なる精進を期待したいです。

 2019年になってから一冊本を読みました。
 去年の12月、『このミステリーがすごい!2019年版』を買って、そこで紹介されていた『探偵AIのリアル・ディープラーニング』というミステリーを買いました。
 この作品を購入したのは殊更興味を引いたからというわけでなく、『このミス』の国内編にランキングしている作品の中で唯一文庫だったからというのが理由なんですけどね(3位の『錆びた滑車』はシリーズものだったので買わなかった)。

 で、読み終わったのがこれかというとそういうわけでなく、一緒に買った『田島春にはなりたくない』だったりします。
 こちらの方は「鬱陶しい正論モンスター」がヒロインということで「へぇ」と思って手に取りました。
 自分も正論を吐いて人から嫌われることが多々あるので。笑。
 想像していた以上に面白かったです。
 確かにヒロインの田島春は鬱陶しいんだけど、でも魅力的で可愛いんですよ。
 
 この作品も章ごとに語り手が変わり、それぞれがそれぞれの立場から田島春について語るのですが、この作品では語り手が変わることにきちんと意味があり、特に第二章は「え?この人が語り手になるの?」と驚かされました。

 第三章が一番完成度が高かったかな。この章の意外なオチには感心しました。
 ただ第四章になると「あれ?」って感じで、最終の第五章となると明らかに出来が悪くて、、、どうしたのかと思ったら、どうやら執筆順で話が進んでいるわけではないらしく、第五章が一番最初に執筆されて、そこで生まれたキャラクターをヒロインに据えて話が書かれたみたいです。

 そのことを知って逆に「ほぅ」と思いました。
 この短編集はそれほど長い時間をかけて書いたものとは思えません。
 つまりそれほど長くない時間に、これほど上手く話を書けるようになったのであれば、この作家には期待していいのではないか、そう思ったんですよね。
 
 ともかく、『田島春にはなりたくない』は2019年の年頭に読むのには相応しい作品だと思いました。
 作者の白河三兎はもう少し追いかけてみるつもりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これ、なーんだ♪

2019-01-07 19:21:21 | 雑事
 ふるさとわらべ館に行ったことはすでに書きました。
 ここではいろいろな遊びが出来るのですが、その中に射的ゲームもあります。

 射的というとよく縁日で見かけますよね。あと大阪の新世界には射的ゲーム場が何か所もあります。
 ただ縁日でも新世界でも景品ってなかなか取れないですよね。コルク玉が正面から的に当たっても接着剤で貼り付けているのか!と言いたくなるぐらい的が微動だにしなくて…。

 その点ふるさとわらべ館の射的ゲームは非常に良心的です。的までの距離は近いし、コルク玉が的に当たれば簡単に落ちます。
 まぁ大人がやって簡単なのは当たり前ですね。普段は子どもがやっているんですから。笑。

 しかも何気に景品がいいのです。
 景品がいいといってもプレステ4が当たるわけではないですが、少なくとも新世界の射的場の景品より何倍もいいですよ。
 いくつかの景品の中から選べるのですが、最初ディズニー柄のトランプにしようと思いました。トランプならいくつあっても困らないですから。
 でも最終的にトランプの横に置いてあった景品を選びました。
 それがこれ。


   
   
 「MOKURU(モクル)」です。
 モクルって何?って思われた方、おっくれてるー!
 と言ってる自分も知らなかったので調べてみました(おぃ)。
 何でも一昨年ぐらいに流行ったハンドスピナーの次に来ると言われている(言われていた?)ストレス解消グッズなんだそうです。詳しくはこちら

   

 本物のモクルは文字通り木で出来ているのですが、自分がもらったものはプラステック製です。
 それでも本物のモクル同様、勢いをつけて転がすと起き上がりこぼしの要領でくるりと立ち上がります。
 見ていて楽しいことは楽しいです。

 まぁこれで果たして本当にストレスが解消されるかというと怪しいですが。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさとわらべ館に行ってきました。

2019-01-06 21:25:59 | 日常
 昨日は八女の上陽にあるふるさとわらべ館に行ってきました。

 毎年正月休みは何かしら予定を入れるようにしています。
 一昨年は宮崎の五ケ瀬までスキーに行きましたし、去年は熊本の三井グリーンランドに行きました。
 今年も何かないかなと思ったのですが、まったく思いつかなくて…。
 それで発想を変えて、去年やり残したことはないかと考えたんです。
 そしたらありましたよ、やり残したこと。
 それはカプラです。

 今年の8月、久留米のシティプラザ前の広場で行われたカプラ大会に参加したのですが、その時作品が途中までしか出来なかったんですよね(こちら)。
 最悪のコンディションでしたよ。
 いくらアーケード街とはいえ、カプラを建物前の広場でやるっていうのがちょっと考えられない、、、他のところもそうだったのかな…。
 それであの時途中までしか作れなかった作品を完成、いや、特に完成するような作品ではないのでもう少し高くまで出来ないか、と思ったのです。
 それにはふるさとわらべ館がうってつけでした。

 ふるさとわらべ館というのは八女の山奥にある、体験型の遊び工房で、自分が知る限り、九州では唯一、常時カプラで遊ぶことが出来る施設なのです。

 八女の山奥にある施設なので、行くだけでも結構大変だったのですが、昼前には着きましたよ。


   

 これがふるさとわらべ館の遊びのメニュー。
 光る泥団子や万華鏡が作れたり、竹馬や草スキーなどが有料で遊べます。カプラだと1日300円です。

 まぁそもそもカプラって何?かもしれませんが、カプラはフランス発祥の積み木の一種で、うまく積み上げればこんなものが出来ちゃいます。


   

 小学生が一人で作ったらしいですよ。

 自分が作ることにしたのは前回作った二重螺旋の塔、、、ではなくて、前回が二重螺旋だったので、今回は四重螺旋の塔です。
 四重螺旋の塔? 何それ?だと思いますが、まぁ次のようなものです。


   

 これが土台の部分。
 これで軽く一時間ぐらいかかっています。
 そして4時間後。


   

 4時間でこれだけしか進みませんでした。
 カプラって見てもらうとわかると思いますが、ドミノを立てていくのと一緒で1枚の板を立てるだけでも極度の緊張を強いられるんです。
 それを一人で4時間ひたすらやっていたら身体がバッキバキになって翌日筋肉痛になりました。笑。

 それでどこまで高くなったかというと、結局写真で見てもらっている状態ぐらいで、この直後、四重螺旋の塔はバベルの塔の如く崩壊に至りました。
 一応言い訳しておくと自分のミスというより、カプラが摩耗ですり減っていて、本来隙間が出来るはずのないところに隙間が出来てそこからそこから崩れてしまいました。
 まぁ時間的にちょうどよかったんですけどね。

 それでそのあとの片づけが超大変でした。
 自分は箱の中に適当に入れればそれでいいかと思っていたのですが(正確にはそう思いたかったのですが)、施設の方から「箱の中に詰めて入れてください」と言われたのです。
 およそ1500枚のカプラを箱に詰めるのに、30分以上 、いや一時間弱はかかったかなぁ。
 バッキバキの体には堪えました。

 まぁそれなりに充実した一日になったのでよしとしましょう。
 カプラはしばらくはしないでいいです。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月はDVD三昧。その2。

2019-01-05 17:43:22 | 旧作映画
 正月休みにはたかこさんから教えてもらった作品以外のDVDも借りて見ました。
 以下簡単なレビュー。

『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』
 今回借りた中で唯一普段自分が見るような作品です。笑。
 主演のドウェイン・ジョンソンことロック様の作品は去年『ランペイジ 巨獣大乱闘』と『スカイ・スクレイパー』の二本を劇場で観たのですが、こっちの方がはるかに面白かったですね。
 ロック様は単にマッチョというだけでなく、マッチョだけど家族思い、マッチョだけど元傭兵の生物学者といった具合いに、マッチョ+アルファの役柄を演じることが多いのですが、時にそれが鼻につくことがあります。
 本作でもロック様はマッチョだけど仲間思いの冒険家という役柄なのですが、それがゲーム内の設定でそういうふうになっているという設定なので気になりませんでした。

『黄金のアデーレ 名画の帰還』
 駆け出しの新米弁護士が 一人の老女の依頼でオーストリア政府に対して時価一億ドルの名画の返還の訴訟を起こすという如何にも面白そうなプロットで、実際とても面白かったです。
 
『世界一キライなあなたに』
 普段なら絶対に借りることのないタイトルの作品ですが、よかったです。
 事故で四肢麻痺になった障害者と介護士の交流を描いた作品というと『最強のふたり』などがありますが、本作はそれに加えて「尊厳死」がテーマなので、見終わった後に心に残るものが大きいです。

『あの頃ペニー・レインと』
 これも面白かった!ある売り出し中のロックバンドのツアー同行記事を書くことになった15歳の少年のロードムービーで、雷雲に突入して墜落しかけたたジェット機の中で突如告白大会が始まって、あの女と寝た! 人を轢いたことがある!俺はゲイだ!と各々が告白したところでジェット機は雷雲を抜け出し安定飛行に移るというお約束の展開には笑えました。

 今回は『きみに読む物語』や『偽りなき者』のアマゾンのページで紹介されている作品を主に借りました。普段自分が見ることがないもの、縁がないものばかりだったのですが、結構面白かったです。
 また何か面白い作品、お薦めの作品などあれば教えてください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月はDVD三昧。その1。

2019-01-04 21:01:28 | 旧作映画
 先日の記事でDVDプレイヤーがぶっ壊れた、というようなことを書きました。
 まともに動かなかった、というのは本当です。
 12月29日にパソコンを買い直したのですが、借りてきたDVDを見ながらパソコンでいろいろ雑用をこなそうと思ってDVDプレイヤーにディスクをセットしたら操作をまったく受け付けなくなりました。
 

   

 不自然な録画状態になって、セットしたディスクも取り出せない…。そんな状態が一日半ぐらい続いたかな。
 こりゃもう買い直すしかないなと思って、31日に買いに行こうと思ったんですよね。
 それでお金まで用意して、いざ買いに行こうと思った31日の朝、DVDプレイヤーを見たら録画状態が解除されていました。
 コイツ、買い替えられることに気づいた…?
 のかどうかはわかりませんが、とりあえず買い替えるのは止めにしました。同じ一年の間に自動車とパソコンを買い替えて、さらにDVDプレイヤーまで買い替えるのはちょっと贅沢しすぎかなと思ったのです
 一応ベスト電器に見に行くだけ見に行きはしましたけどね。
 年末セールと新春セール、どちらが得なのか、気になって。
 店員さんに聞いたところ、大々的に売り出すのは新春セールだけれど、新春セールはセット売りなどが多く、物によっては年末セールの方がお得なこともある、だそうです。 
 なるほど、と思えるような、思えないような豆知識ですね。笑。

 さて、前置きが長くなりましたが、年末年始に見たDVDについて簡単なレビューです。

 まず『きみに読む物語』
 アマゾンでのカスタマーレビューの評価もそこそこ高い作品ですが、はっきり言って自分は突っ込みどころの多い、薄っぺらい恋愛ものだとしか思えませんでした。
 ノアとアリーはひと夏の恋愛を経て、アリーの大学進学を機に離れ離れになってしまいます。
 再会後、アリーはノアをなじるんですよね。どうして手紙を送ってくれなかったのって。
 おぃおぃって言いたくなりましたよ。
 二人が離れ離れになったのはアリーが大学に進学したせいだよね。
 だったらアリーの方が手紙を出すのが筋ってもんじゃないの?
 っていうか、自分の方からは一通も手紙を出さない女が男にそれをなじるっていうのが、それはどうなのよ、って話ですよ。
 でも実際はノアは毎日一通、計365通(!)の手紙を毎日アリーに送り続けていたのですが、それをアリーのママに握りつぶされていた、というオチなんですよね。
 返事をもらえない手紙を365通も出し続けるノアの精神力にも驚嘆させられますが、365通ノアが手紙を出したということはアリーの家には365日ほぼ毎日郵便配達が来た、ということですよね。
 それだけ毎日手紙が来たというのにたった一日さえアリーはママより先に郵便ポストを見なかった、もしくは直接配達夫から手紙を受け取らなかったってこと?
 それはちょっとないな、と思いました。
 それからノアはアリーと離れ離れになっている間に、朽ちた一軒家をアリーの望むような、誰もが一目で気に入るような、素敵な家にリフォームするんですよ。たった一人で。しかも平日は木材工場で働いているというのに。
 絶対無理だと思いました。夜中にこっそりノアの知らない間に小人さんが手伝ったというのでもない限りは。
 また離れ離れになっている間にノアは未亡人と通じ、アリーの方もお金持ちのお坊ちゃんと婚約しちゃいます。
 けれど、未亡人もお坊ちゃんも二人の関係を知ったら、仕方ないなという感じで身を引くんです。
 物分かりが良すぎるわ!!
 二人は結婚し、年を取り、アリーはアルツハイマーを患うようになり、ノアのことも分からなくなります。
 しかし、このアリーのアルツハイマーの描写が、作品を成立させるために無理やり設定されたように思えてなりませんでした。
 自分はアルツハイマーの専門家ではないけど、あんな都合のいいアルツハイマーはないような気がするなぁ。
 まぁ映像は確かに美しかったので、40点といったところかな。

 続いて『縞模様のパジャマの少年』
 胃が重たくなるような映画でした。
 ネットでは本作を指してリアリティがないといった声が聞かれますが、本作は別に史実をペースにした作品というわけではなく、ユダヤ人収容所に収容されている少年と、収容所の所長の息子との間に友情が芽生えることがあったら?という「if」が元になった作品なのでその指摘は的外れと言っていいでしょうね。
 見ていて胃が痛くなりましたが、見て損をしたとは思いませんでした。
 こんなことを引き合いに出すと反感を覚える人がいるかもしれませんが、現代ではとかく韓国人が日本人より劣る、と思う人が少なからず見受けられます。
 残念ながら韓国人が日本人より劣るなんてことは絶対にありえません。
 韓国人が殊更優れた民族だと言っているわけじゃないんですよね。
 どちらかというと、言いたいのは日本人がそれほど優秀な民族ではないということであって、、、何がどう優秀ではないのか、ここでは割愛しますが。
 作品の中でドイツ人が「ユダヤ人は家畜以下の扱いをされて当然だ」みたいなことを言っているのを見て、ふとそんなことを思いました。
 
 三本目は『偽りなき者』
 いやー、恐ろしい映画でした。去年見た、『へレディタリー/継承』というホラー映画と同じぐらい恐ろしかったです。
 一人の少女(というか幼女)の機嫌を損ねた保育士の中年男性が、幼女の嘘によって変質者のレッテルを貼られ、やがて村八分にされてしまう、というお話です。
 何が怖かったかというと、他人ごとではないってところですね。
 自分も子供好きなんですが、万が一にもこういうことになるのが怖くて、自分から子供に近づくことはないですから。
 この作品を見てモヤモヤするという人はラストシーンで主人公のルーカスを撃ったのが誰かがはっきりしないから、だと思いますが、自分はそのことにあまり意味はないと思います。
 村人の誰かが撃った、その誰かはルーカスのことを未だに変質者だと思い込んでいる、一度つけられた疑惑は簡単には拭い去ることができない、ということなんじゃないかなぁ。
 ちなみに撃たれたのはルーカスの妄想だったという解釈もあるようですが、それはさすがにないと思います。
 それだと変質者のレッテルを押されたルーカスは村八分にされ、無実が証明された後も頭がおかしくなったままでした、というお話になっちゃうからね。

 とりあえずたかこさんに教えてもらった作品のレビューは以上です。
 明日はそれ以外の作品について書きます。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年劇場鑑賞映画ベスト10!!

2019-01-03 21:31:02 | 新作映画
 少しばかり出遅れた感がありますが、2018年劇場鑑賞映画ベスト10です。
 ちなみに2018劇場鑑賞映画ワースト5はとっくに発表しています(こちら)。


1.『イコライザー2』
2.『パディントン2』
3.『響 -HIBIKI-』
4.『カメラを止めるな!』
5.『孤狼の血』
6.『へレディタリー 継承』
7.『search/サーチ』
8.『犬猿』
9.『いぬやしき』
10.『ペンギン・ハイウェイ』


 『イコライザー2』を1位に選ぶ人はたぶんいないんじゃないかと思います。でも自分にはツボでした。前作に比べ、敵がスケールダウンしているという声を耳にしますが、自分は必ずしもそれが悪いことだとは思いません。続編が作られるたびに敵がスケールアップしていったら最終的にパワーのインフレが起こりますからね。
 かつての仲間たちに向かって「お前たちを一度しか殺せないのは残念だ」と死刑宣告するマッコールには本当にぞくぞくしました。

 『パディントン2』もよかったなぁ。自分が映画に求めるものがすべて盛り込まれているような映画でした。前作はパート2を観た後に見たのですが、期待していたほどではなかったですね。

 3位から10位までは順不同にしてもよかったのですが、一応順位をつけました。
 こうして改めてみるとアイドル主演映画あり、ホラー映画あり、アニメ映画ありとバラエティに富んでいて、まぁバラエティに富むといえばカッコいいですけど、あまりにも趣向がバラバラで、この10作品を選んだ人は何を考えて選んだのだろうと思わないでもないですね。笑。
 まぁその分自分らしいベスト10になったかなと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年劇場鑑賞映画一覧。

2019-01-02 17:25:46 | 新作映画
 2018年はちょうど50本、劇場まで映画を観に行きました(そのうちの4本はオールナイトの覆面上映会で観たのですが)。
 我ながらよく観たな!って思いますね。
 ただその中にはDVDで充分だったなと思うものもあれば、観たこと自体後悔するものもありました。
 2019年は極力つまらないと思う作品は観ないようにしたいと思います。
 それがわかれば苦労しないけどね! 


 1.『キングスマン:ゴールデンサークル』、1/6、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★☆

 2.『ガーディアンズ』、1/21、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★☆、お薦め度★★
 
 3.『パディントン2』1/27、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★☆
 
 4.『ジュピターズ・ムーン』、1/27、Tジョイ博多にて鑑賞
 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆
 
 5.『悪女』、2/17、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆
 
 6.『犬猿』、2/17、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★
 
 7.『シェイプ・オブ・ウォーター』、3/3、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞。
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★
 
 8.『ブラック・パンサー』、3/3、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★
 
 9.『ちはやふる 結び』、3/17、109シネマズ佐賀にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★☆

10.『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、4/1、109シネマズ佐賀にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

11.『トレイン・ミッション』、4/1、109シネマズ佐賀にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★☆

12.『ダンガル きっと、つよくなる』、4/14、KBCシネマにて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

13.『パシフィック・リム:アップライジング』、4/14、中洲大洋劇場にて鑑賞
 お気に入り度★★、お薦め度★★

14.『レディ・プレイヤー1』、4/21、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

15.『いぬやしき』、4/21、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

16.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、4/30、中洲大洋劇場にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

17.『ランペイジ 巨獣大乱闘』、5/18、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

18.『GODZILLA 決戦機動増殖都市』、5/18、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆

19.『孤狼の血』、6/1、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★☆

20.『恋は雨上がりのように』、6/1、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆

21.『バーフバリ 王の凱旋 完全版』、6/3、KBCシネマにて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

22.『デッドプール2』、6/16、イオンシネマ佐賀大和にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

23.『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、7/7、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

24.『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』、7/8、中洲大洋劇場にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★

25.『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、7/16、Tジョイ久留米にて鑑賞、
 お気に入り度★☆、お薦め度★★

26.『インサイド』、7/21、中洲大洋劇場にて鑑賞
 お気に入り度★☆、お薦め度★☆

27.『カメラを止めるな!』、7/21、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

28.『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、8/3、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

29.『インクレディブル・ファミリー』、8/5、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

30.『ペンギン・ハイウェイ』、8/18、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

31.『アントマン&ワスプ』、9/1、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

32.『響 -HIBIKI-』、9/16、シネプレックス小倉にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★☆

33.『スカイスクレイパー』、9/22、Tジョイ久留米にて鑑賞、
 お気に入り度★★★、お薦め度★★☆

34.『死霊館のシスター』、9/23、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

35.『クワイエット・プレイス』、9/29、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★☆、お薦め度★☆

36.『イコライザー2』、10/7、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★

37.『若女将は小学生!』、10/21、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★

38.『search/サーチ』、10/27、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

39.『ヴェノム』、11/2、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

40.『華氏119』、11/2、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

41.『GODZILLA 星を喰うもの』、11/11、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★☆、お薦め度★

42.『くるみ割り人形と秘密の王国』、12/1、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞
 お気に入り度★★、お薦め度★★

43.『ヘレディタリー/継承』、12/1、中洲大洋劇場にて鑑賞
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★☆

44.『来る』、12/8、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★、お薦め度★☆

45.『グリンチ』、12/15、Tジョイ久留米にて鑑賞
 お気に入り度★★、お薦め度★★

46.『あみこ』、12/15、シアターシエマのシエマ桃源郷にて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

47.『スパイナル・タップ』、12/15、シアターシエマのシエマ桃源郷にて鑑賞
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★

48.『マッドライダー』、12/15、シアターシエマのシエマ桃源郷にて鑑賞
 お気に入り度☆、お薦め度☆

49.『幽玄道士キョンシーズ』、12/15、シアターシエマのシエマ桃源郷にて鑑賞
 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆

50.『シュガーラッシュ オンライン』、12/22、Tジョイ久留米にてにて鑑賞
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆


 *2006年劇場鑑賞映画一覧

 *2007年劇場鑑賞映画一覧

 *2008年劇場鑑賞映画一覧

 *2009年劇場鑑賞映画一覧

 *2010年劇場鑑賞映画一覧

 *2011年劇場鑑賞映画一覧

 *2012年劇場鑑賞映画一覧

 *2013年劇場鑑賞映画一覧

 *2014年劇場鑑賞映画一覧

 *2015年劇場鑑賞映画一覧

 *2016年劇場鑑賞映画一覧

 *2017年劇場鑑賞映画一覧
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする