この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

理屈っぽいにも程がある!『GODZILLA 決戦機動増殖都市』。

2018-05-25 22:20:50 | 新作映画
 『GODZILLA 決戦機動増殖都市』、5/18、Tジョイ久留米にて鑑賞。2018年18本目。


 理屈抜きで楽しめる『ランペイジ 巨獣大乱闘』に引き続いて観た、理屈っぽいにも程があると思った怪獣映画とは言わずと知れた『GODZILLA 決戦機動増殖都市』です。
 もう上映時間の半分ぐらいは登場人物の誰かがくどくどと何かしらを説明しているんですけど、それが本当にくどい。
 しかも致命的なことにその説明に説得力を欠くんですよね。
 メカゴジラを構成していたナノメタルという素材が二万年という歳月をかけて増殖し、都市を形成してきた、、、って、え?素材が勝手に都市を構築するの?誰の指示もなく、自分の意思で?設計図はどこ?それすらプログラミングされていたという設定?
 何かもう、ちょっといろいろついていけない…。

 ゴジラという神にも等しい存在をリアルに描写するためにやたらワケのわからない理論をこれでもかこれでもかと注ぎ込んで、結局誰にも理解出来ないシロモノが出来たのが本作のような気がするなぁ。
 
 ヴィジュアルこそ綺麗であるものの、物語にカタルシスがあるわけでもなければ、キャラクターに魅力があるわけでもない、興味が持てるとすれば果たしてこれだけ広げに広げた風呂敷を畳むことが出来るのかどうかってことですね。

 今年の11月に公開される第三部には、ゴジラの他にキングギドラやモスラ、さらに本作では登場しなかったメカゴジラまで登場するとの噂です。
 それだけ多くの怪獣が登場してバトルを繰り広げれば、そりゃあ空前絶後、驚天動地、百花繚乱、無我夢中ですよ(テキトーに四文字熟語を使ってみた)。
 しかし本作ifキングギドラとモスラは影も形も出てないわけで、それが第三部で登場して第一部、第二部で人類がまったく手に負えなかったゴジラと戦い、何らかの決着をつけられたらある意味奇跡だと思うんですけど、どうなんでしょうか?
 無理目な戦いのような気がしますが、あと一作であれば付き合ってもいいかって気にはなっています。


 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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