この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

やっぱりよくわからなかった『エンパイア・オブ・ライト』。

2023-02-27 21:09:34 | 新作映画
 サム・メンデス監督、 『エンパイア・オブ・ライト』、2/23、イオンシネマ佐賀大和にて鑑賞(ACチケットBC1⑤にて鑑賞料金1000円)。2023年9本目。

 今年になってよくわからない映画を観ています。
 例えば1月に観た『ノベンバー』は、鑑賞後、あらためてyahoo映画に書いてあるあらすじを読んで、あれ、そういう話だったっけ?と思うぐらいわかりませんでした。
 『イニシェリン島の精霊』もわからない映画でしたね。
 まぁでもあれは、残された人生を有意義なものにするために自分の指を切り落とす男と、男に振り回される友人の話なので、大概の人は理解出来ないんじゃないかと思いますが(自分なりの考察文はこちら)。
 この『エンパイア・オブ・ライト』もわからなかったですねぇ。
 エンパイア劇場という映画館を舞台にした、心に傷を負った中年女性ヒラリーと黒人青年スティーブンの心の交流を描いたお話です。
 心の交流と書きましたが、ぶっちゃけ二人は肉体関係を持つんですよね。
 自分にはなぜ二人が肉体関係を持つのか、いや、もっと正確に言えばスティーブンがなぜ自分の母親と同年齢の白人女性であるヒラリーとセックスをするのかが全然わかりませんでした。
 ヒラリーは外見が魅力的というわけではないし、知性を感じさせるというわけでもない、性格が優しいというわけでもないのです。
 スティーブンがヒラリーのどこに惹かれたのかが自分にはまったくわからない…。
 その点が理解出来るか、もしくは共感出来るかによって、この作品の評価は180°変わるんじゃないかと思います。

 監督が『007 スペクター』のサム・メンデスなので、わかりやすいエンタメ作品だと思い込んでいた自分が悪いのですが、恋愛映画はしばらく見なくていいです。

 お気に入り度★、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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