そんなわけでブルーレイを購入した『悪の法則』を見てみました。
監督のリドリー・スコットは本作を含め、すべての作品を見ているというわけではありません。
近作で言えば『ハウス・オブ・グッチ』、『ゲティ家の身代金』は未見です。
見た作品でも『オデッセイ』や『最後の決闘裁判』は面白く見れたのですが、『エクソダス:神と王』、『エイリアン: コヴェナント』はイマイチでした。
さて、『悪の法則』ですが、鑑賞前は難解な映画だと思っていました。
なぜかというとyahoo映画のユーザーレビューで「よくわからない」と言っている人が少なからずいたからです。
しかし実際見てみるとストーリーはごくシンプルでした。
恋人といい暮らしをするためにヤバいビジネスに手を出した弁護士が破滅をする、というだけのお話です。
ただそれだけのお話なのですが、じゃあわかりやすい映画なのかというとそういうわけでもないのです。
何がわかりにくいのか、一言で言えばキャラクターかな。
なぜ弁護士が破滅をするのかというとビジネスの共同パートナーの男の恋人が大金を独り占めにするために画策するからです。
しかしなぜ彼女が恋人を裏切り、周りの人間を破滅させるのか、作中その理由は説明されません。
金に困っていたわけではない。
誰かに深い恨みを抱いていたわけでもない。
裏切り、破滅させるものの、その理由は特にないのです。
さらに言えば計画を遂行するために何人もの人間を雇っているんですよ。
何人もの人間を雇って、事の真相が麻薬カルテルにバレないとは到底思えません。
真相がバレた時、カルテルのボスが、「そうか、裏切ったのは男ではなく、その恋人の方だったのか。だが男の方を始末しているので女の方は許してやろうか」と言い出すとも思えない。
間違いなく抹殺指令が下るでしょう。
なぜそのようなリスクを背負って計画を遂行したのか、まったく理解出来ません。
登場人物の一人が恋人を裏切り、周りの人間を破滅させるが、その行動に特に理由がなく、その行動規範も理解出来ないのですから、必然的に作品が理解出来ないものになるのもやむを得ないかと思います。
ただ現実の世界にも彼女のようにこれといった理由もなく人を裏切り、破滅させようとする人間はいるんですよね。
そのことを知っている自分は「まぁ確かに彼女のような人間はいるよな」で済みますが、そうでない人にとっては彼女のような人間は理解の対象外なのでしょう。
でもそういった人の方が幸せな人生を送ってきたのではないか、って思ってしまうのです。
監督のリドリー・スコットは本作を含め、すべての作品を見ているというわけではありません。
近作で言えば『ハウス・オブ・グッチ』、『ゲティ家の身代金』は未見です。
見た作品でも『オデッセイ』や『最後の決闘裁判』は面白く見れたのですが、『エクソダス:神と王』、『エイリアン: コヴェナント』はイマイチでした。
さて、『悪の法則』ですが、鑑賞前は難解な映画だと思っていました。
なぜかというとyahoo映画のユーザーレビューで「よくわからない」と言っている人が少なからずいたからです。
しかし実際見てみるとストーリーはごくシンプルでした。
恋人といい暮らしをするためにヤバいビジネスに手を出した弁護士が破滅をする、というだけのお話です。
ただそれだけのお話なのですが、じゃあわかりやすい映画なのかというとそういうわけでもないのです。
何がわかりにくいのか、一言で言えばキャラクターかな。
なぜ弁護士が破滅をするのかというとビジネスの共同パートナーの男の恋人が大金を独り占めにするために画策するからです。
しかしなぜ彼女が恋人を裏切り、周りの人間を破滅させるのか、作中その理由は説明されません。
金に困っていたわけではない。
誰かに深い恨みを抱いていたわけでもない。
裏切り、破滅させるものの、その理由は特にないのです。
さらに言えば計画を遂行するために何人もの人間を雇っているんですよ。
何人もの人間を雇って、事の真相が麻薬カルテルにバレないとは到底思えません。
真相がバレた時、カルテルのボスが、「そうか、裏切ったのは男ではなく、その恋人の方だったのか。だが男の方を始末しているので女の方は許してやろうか」と言い出すとも思えない。
間違いなく抹殺指令が下るでしょう。
なぜそのようなリスクを背負って計画を遂行したのか、まったく理解出来ません。
登場人物の一人が恋人を裏切り、周りの人間を破滅させるが、その行動に特に理由がなく、その行動規範も理解出来ないのですから、必然的に作品が理解出来ないものになるのもやむを得ないかと思います。
ただ現実の世界にも彼女のようにこれといった理由もなく人を裏切り、破滅させようとする人間はいるんですよね。
そのことを知っている自分は「まぁ確かに彼女のような人間はいるよな」で済みますが、そうでない人にとっては彼女のような人間は理解の対象外なのでしょう。
でもそういった人の方が幸せな人生を送ってきたのではないか、って思ってしまうのです。