この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ダイアナの選択。

2010-02-15 23:10:51 | 旧作映画
 【ネットの友人が薦めていた映画をケチョンケチョンにこき下ろして友情にヒビを入れよう週間】第二弾は(たぶんこれで打ち止め)、デヴォン山岡さん推薦の『ダイアナの選択』です。

 優しい夫と可愛い娘に恵まれ、幸せな結婚生活を送るダイアナ。しかし彼女には、十五年前、銃乱射事件の生き残りになったという過去があった。親友のモーリーンと二人きりのところを襲われた彼女は、犯人から「どちらが死ぬ?」という選択を強いられたのだった。果たして彼女は何と答えたのか・・・。

 幸せな結婚生活を送る現在のダイアナと、青春を謳歌する過去のダイアナが交互に語られます。
 本作はダイアナがそのとき何と答えたのか、という謎についてのミステリとして見ることも出来るのですが、しかし、本作をミステリとして評価すると及第点を与えることは出来ません。
 なぜなら、どんなに丁寧にヒントを拾い、伏線を回収していったところで、最後に明かされる答えにたどり着くことは不可能だからです。

 では本作は駄作なのか、、、いや、そんなことはありません。
 本作は単なるミステリではなく、鑑賞後、見る者に様々な問いかけをする作品なのです。
 生とは?死とは?良心とは?青春とは?友情とは?etc。

 また本作は明かされる真相の解釈も見るものによって様々に異なる作品です。
 見たもの同士で真相について語り合うのも一興でしょう。

 って、フツーのレビューになっちゃいましたね。笑。

 まぁ問題がないわけでもなくて、一例を挙げると、どう考えても貧乳美少女(エヴァン・レイチェル・ウッド)だったダイアナが十五年後に巨乳熟女(ユマ・サーマン)になるとは思えないってこととか、、、それも監督の狙いなのかもしれないけどね。笑。
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2 コメント

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Unknown (デヴォン山岡)
2010-02-16 10:34:59
いやー、この映画って、一見マトモな映画に見せかけて、実はギリギリ反則みたいな話ですよね。

でも、語り口が本気すぎて、本格ミステリーみたいなノリで鑑賞させてしまうとこが見事だなーって思いました。

そういう、構造的な部分で価値のある映画ってことで。

ユマ・サーマンは30代前半にはみえないし、本当にオッパイが大きすぎます。
無理して起用しなくても。。。って気にもなりますよね。

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ユマ・サーマン。 (せぷ)
2010-02-16 23:34:59
>ユマ・サーマンは30代前半にはみえないし、本当にオッパイが大きすぎます。
三十代のダイアナを演じたユマ・サーマンも、十代のダイアナを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドも、それぞれは決して悪くないと思うのですが、この二人が同一人物っていうのはかなり無理がありますよね。笑。

でも、意図的に監督は似てない二人を起用したのかなぁとも思います。
そうすることで、過去と現在の違いをはっきりさせたかった、、、っていうのは考えすぎですね。笑。

ちなみに本作を見てエヴァン・レイチェル・ウッドって可愛いな~って思ったのですが、ゴスロリの白塗りメイクの彼女の画像を見て、いっぺんに熱も冷めちゃいました。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/typs/id94088/tph/dspl/b4/
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