この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

パラグライダーは基本的に安全な乗り物です。

2021-04-22 20:28:24 | 政治・経済・時事
 女優の上白石萌音が日テレのバラエティ番組内でモーターパラグライダーの体験飛行をしたのですが、その際ロープを固定するためのカラビナが半開きになっていて非常に危険な状態だったそうです(詳しくはこちら)。
 驚いたのは体験飛行を主催していたパラグライダースクールの代表のインタビューですね。
 彼は取材に対し、こう答えていました。
>ロックが外れていたのは、ほんの一瞬ですし、僕がサポートしていたので、落ちるなどの危険はそんなになかったと思っています
 そっかー、落ちる危険はそんなになかったのかー、じゃあ安心だね♪
 んなわけねぇっっっ!!
 問題の映像を見ましたが、飛行中、ずっとカラビナは半開きでしたよ。
 それを一瞬って…。
 それに落ちる危険は「そんなに」なかった、という言葉も怖いですよね。
 逆に言えば落ちる危険がゼロではなかったって認めているってことですから。

 このパラグライダースクールの代表の危機管理能力、危険に対する認識は論外です。
 遠からずこのスクールは閉鎖されるんじゃないですかね。
 ただ、それでも言わせてもらうと、パラグライダーは基本的に安全な乗り物です。
 何を言っているんだ、こんな危険な案件が生じた後でよくそんなことを言えるな、そう思われる方もいるかもしれません。
 確かに一歩間違えれば大惨事に繋がりかねなかった映像をまざまざと見せつけられるとパラグライダーが危険な乗り物のように思えることでしょう。
 しかし違います。
 今回危険だったのは安全確認を怠ったためです。
 安全確認を怠れば危険が増すのは何もパラグライダーに限ったことではなく、ほとんどすべての乗り物、スポーツ、レジャーにおいてそうだと言っても過言ではありません。
 今回の件で殊更パラグライダーが危険だということにはならない、と自分は考えます。

 今度の7月、阿蘇で四度目のパラグライダーをする予定です。
 そのときは充分安全確認をした上で阿蘇の山並みに沈む夕日を眺めたいです。
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