この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

大甘の大馬鹿。

2021-04-20 22:12:17 | 政治・経済・時事
 大阪の吉村知事が緊急事態宣言発令の要請をしました。
 どの程度の規模で発令されるかまではわかりませんが、これはもう新型コロナウイルスの第4波がきた、と考えて間違いないようですね。

 当ブログでは過去に新型コロナウイルスに関連する、予言めいたことを書いてきました。
 自慢じゃないですが、それらの似非予言は結構な確率で的中しているんですよ。
 なぜこれで評判にならないのか、我ながら不思議なくらいに。
 とはいっても自分に未来を予想する力があるわけでなく、単に常識的に考えて起こりやすいと思えることをつらつらと書いていたらたまたま的中したってだけなんですけどね。

 第4波は来ない、と思っていました。
 感染者数もいずれ減少する、そう考えていました。
 完全に外れ、ですね。
 それは認めざるを得ません。
 
 ただ、自分も別に根拠なくそう考えていたわけではないのです。
 根拠というには薄弱かもしれませんが、今年は7月にオリンピックが開かれるじゃないですか。
 7月にオリンピックが開かれるということは、オリンピック開催国の名誉にかけて、それまでに希望者へのワクチンの接種は一通り終わっているに違いない、そう考えていたんですね。
 大甘な考えでした。
 現在の国内の累計接種人数は128万人で、全国民の接種が終わるのは早くて今年の9月、長引けば来年にずれ込むかもしれないのだそうです(つまり全然わからない、ということ)。

 世界各国で似たような状況だ、というならまだあきらめもつくのですが、そうではなく、日本の接種率はOECD37カ国で最下位なのだそうです(こちら)。
 今年はオリンピックが開かれるんだから、開催国である日本はどの国よりもワクチン接種がいち早く行われるに違いない、そう考えた自分は大甘の大馬鹿でした。
 でも、、、自己弁護させてもらうと、フツー、そういうふうに考えますよね?

 こうなるとなぜこうも日本でのワクチン接種が進んでいないのかが気になります。
 調べてみたら一応それらしい理由を説明した記事はありました(こちら)。
 でも、読んでもいまいち納得出来ませんでした。
 日本人が従来からワクチンの安全性や有効性について慎重な国民性である、だからワクチン接種が遅れたのだと言われても、他に有効な対策がない以上、それを推し進めるしかないと思うのだけれど、違うのかな?
 結局のところ、慎重な国民性云々というのは後付けの理由で、一番の理由は政府が無能だったから、その一言に尽きるのではないでしょうか。

 大阪の吉村知事だけでなく、多くの知事や市長が市民に不要不急の外出を控えるように訴え、生活の困窮を強いています。
 でも国がワクチン接種にいち早く行動を起こしていたら、そもそもコロナウイルスの第4波は起きなかったんだよ、と言いたくなる自分は結果だけを見て物事を判断しているのでしょうか。

 累計接種回数が世界で4番目に多いイスラエルでは人々はすでにマスク無しの日常を送っているそうです。
 日本でも早くそんな日常が送れるようになればいいですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 渡辺美里のコンサートに行っ... | トップ | 『エリア88』に集結!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・経済・時事」カテゴリの最新記事