この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

アニメ版の『アラジン』を見ました。

2019-06-14 23:04:43 | 旧作映画
 金曜ロードショーで放映されていたアニメ版の『アラジン』を見ました。
 初鑑賞です。
 『ベイマックス』以降の近作こそ劇場で観るようになりましたが、一昔前のディズニー作品だと見ていないものも結構多いのです。

 で、早速感想ですが、まず思ったのは画(え)が平べったいなってことですね。
 動きこそ滑らかではあるものの、顔は単色で塗ってあるし、王宮はペルシア風なのか中華風なのかわからないし、モブシーンは明らかに手抜きだし、画に関してはあまり感心しませんでした。

 脚本もぶっちゃけあまり感心しなかったですね。
 設定がすべて浅いというか。
 例えば魔法のランプは砂漠の洞窟の奥にあるのですが、なぜジャファーは誰も生きて帰って者のいない洞窟の中に魔法のランプがあることを知っていたのか、また最も強大な力を持つ魔法のランプを持ち帰るのはオッケーなのに、なぜそれ以外の宝を持ち出すのはNGなのか、そもそも魔法のランプを生み出して洞窟に隠したのは誰なのか、見ていていくつも疑問が湧いたのですが、作品はそれらの疑問に一つとして答えてはくれませんでした。
 ともかく魔法のランプは砂漠の洞窟にあることをジャファーは知っている、それ以上でもそれ以下でもない、そのことに疑問を抱くのもNG、そんなふうに思えました。

 最後の知恵比べもどうなのかなぁ。
 ジャファーはアラジンにジーニーの力の方が上だとそそのかされて、三つ目の願いによってジーニーそのものになるのですが、ジーニーより力が劣っていたとしてもそのジーニーを従えているのだから、あえてジーニーになる必要はないと思うのだけれど。。。
 
 そんな感じで自分はアニメ版の『アラジン』を高く評価は出来ないのですが、この作品って本当に多くの人に愛されてますよねぇ。
 アマゾンのレビューを覗くと、星一つの人も案外多いのですが、その人たちのほとんどは内容にケチをつけているのではなく、DVDの仕様に満足していないようです。
 天下のディズニーのDVDでなぜそのような仕様の不備があるのかわかりませんが、悪名高き『MovieNEX 』もそういった過去の反省を踏まえて生み出されたのかもしれないと思うと、見る目が若干変わって、、、こないですけどね。笑。
 やっぱりBlu-rayとDVDは別々に売って欲しいです。
コメント (2)
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