この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『僕たちは希望という名の列車に乗った』。

2019-06-03 21:21:00 | 新作映画
 ラース・クラウメ監督、レオナルド・シャイヒャー主演、『僕たちは希望という名の列車に乗った』、6/1、KBCシネマにて鑑賞。2019年23本目。


 6月1日は映画の日だったので、当初は映画のハシゴをするつもりでした。
 映画のハシゴをするとしたら、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、『アナと世界の終わり』、そして『僕たちは希望という名の列車に乗った』あたりの3本になるかな。
 モンスター映画、ゾンビ・ミュージカル、社会派サスペンスの3本だったらバランス的にもちょうどいい、そう思っていました。

 しかしこの日、高橋洋子のライブがあると知り、映画のハシゴは取りやめ、逆にこの3本の中からどれを観るか、選択を迫られることになりました。
 一番観たいのはもちろん『ゴジラ~』です。
 ただ『ゴジラ~』はムビチケを購入していたので焦って観る必要はありません。
 そうなると『アナと~』と『僕たち~』のどちらかということになりますが、まぁ『アナと~』はDVDで充分だろうと思って『僕たち~』を観ることにしました。
 その選択は間違ってなかったと思います。
 『僕たちは希望という名の列車に乗った」を観に行ってよかったです。

 今からおよそ60年前のソビエト連邦支配下の東ドイツ。
 進学校に通うテオとクルトは、ハンガリーの民衆蜂起のことを西ドイツの映画館の映像ニュースで知る。
 彼らは犠牲者のために授業中2分間の黙祷を捧げることを思いつき、実行に移す。
 しかし彼らは自分たちの行いがどのような意味を持つのか知る由もなかった…。

 重い映画でしたよ。
 観て楽しい映画ではありません。
 でも観てよかったです。
 60年前の東ドイツが舞台ですが、一歩間違えれば60年前の東京がそうだったかもしれません。
 その仮定は無意味かもしれませんが…。

 他の人も指摘していますが、邦題はあまりよろしくないです。
 そのタイトルから単純なハッピーエンドを想像しがちですが、結末はハッピーエンドと呼ぶにはかなり重いものがあります。
 原題の『沈黙する教室』の方がよかったでしょう。
 このタイトルだとなぜいけなかったのか、、、スティーブン・セガールの主演作だとでも誤解されるのを恐れたんでしょうか。笑。

 
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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