映画『ガタカ』の最終考察リターンズをアップしてから二ヶ月が過ぎました(こちら)。
蒼史さんがコメントを寄せてくれたのを除いて、「目からうろこが落ちました!」というような賛同のコメントもなければ、「それは些か穿ちすぎなのでは?」というような否定のコメントもありません。
自分では、映画『ガタカ』に関するすべての考察、解説の中で一番論理的な文章だという自負があるんですけどね(言うまでもなく映画『ガタカ』に関するすべての考察、解説を読んだわけではないです)。
Wikipediaの『ガタカ』の項ではジェロームの死の理由がこう書いてあります。
>ヴィンセントのロケット発射と同時に完全な証拠隠滅をはかる為に自ら焼却炉に入るのだった。
完全な証拠隠滅をはかる為に?
何をどういうふうに見ればジェロームが証拠隠滅のために命を絶ったって思えるんでしょうね。
証拠隠滅のためだとしたら、大量の生体サンプルはどう説明するつもりなんでしょうか?
大量の生体サンプルそのものが偽装の何よりの証拠だというのに。
最終考察は他に『マーターズ』と『ダークナイト・ライジング』について書きました。
特に『マーターズ』の最終考察は『マーターズ』をただのグロ映画だと思っている人が読んだら目からうろこが落ちるはず、、、と思いたい!
などと書いていると、まるで自分が映画を考察することに自信があるように思われるかもしれませんが、そんなことはないのです。
映画を見ても意味がわからないことも多いですし、何かしら勘違いすることもよくあります。
最終考察自体には自信がありますが、最終考察を書けるほどその作品を理解することは稀なのです。
さて、先日『ヒドゥン』のDVDをブックオフで購入しました。
まぁ『ヒドゥン』のDVDはブックオフで中古を買わなくてもツタヤなどで新品が1千円で売ってるんですけどね。
『ヒドゥン』はSFアクション映画の傑作です。
未見の方は是非一度ご覧になってみてください。30年前の作品とは思えないほど面白いですよ!
ところで『ヒドゥン』はラストの解釈が難しい映画でもあります。
《この先ネタバレ》
昏睡状態になったベック刑事の病室にギャラガーという男が訪れます。
実はギャラガーの正体は異星人で、彼は昏睡状態のベックを覗きこむとその口から金色の靄のようなものが発せられ、ベックの口の中に吸い込まれます。
そしてベックは目覚めるのですが、ギャラガーは亡くなるのです。
自分はこのラストシーンを見て、死にかけているベックに対してギャラガーが生命エネルギーのようなものを与えてベックを蘇らせたのだろうと思っていました。
なぜそう思ったかというと、『ヒドゥン』には悪のエイリアンも登場するのですが、そいつの正体が醜悪なイモムシみたいな奴なんですよね。
だから、ギャラガーの中に潜む何かもそれに似たものに違いない、であればギャラガーの口から発せられたのは生体エネルギーの類いなのだろう、そう考えたのです。
しかしそういうふうに考えるのはどうも自分だけのようで、(ネットを見回した限りでは)ギャラガーの中の異星人がベックに寄生して彼が蘇えった(ように見えたが実際はベックは死んだ)と考える人がほとんどのようなのです。
今回に関しては自分が正しい!というつもりはありません。
どちらかというと自分の考えが間違っていたのかな?と思っています。
何しろ金色の靄のようなものが生体エネルギーである、ということに関して根拠と呼べるようなものはないですからね。
通常こういったラストの解釈に関しては「確かめようがない」というのが実際のところです。
その作品の脚本家が親切丁寧に「このラストはこういう意味なんだよ」と解説でもしてくれない限りは、すべて推測でしか語れないからです。
ただ『ヒドゥン』に関してはその限りではないのです。
なぜかというと『ヒドゥン』には続編があるんですよね。
タイトルはストレートに『ヒドゥン2』。
『ヒドゥン2』を見れば『ヒドゥン』のラストの意味がわかるかもしれません。
しかし、『ヒドゥン2』って恐ろしくネットの評価が低いんですよね。およそ褒めてる人を見かけたことがありません。
自分もこれまで『ヒドゥン2』を見ようと思ったことはありません。
傑作映画の続編を見て、その駄作っぷりにショックを受けたことが一度ならずあるからです。
『ヒドゥン』のラストの意味がわからない以上は『ヒドゥン2』を見るべきなのか、駄作である可能性が高い『ヒドゥン2』は見らずに『ヒドゥン』のラストは謎のままで残しておくべきなのか、現在思案中です。。。
蒼史さんがコメントを寄せてくれたのを除いて、「目からうろこが落ちました!」というような賛同のコメントもなければ、「それは些か穿ちすぎなのでは?」というような否定のコメントもありません。
自分では、映画『ガタカ』に関するすべての考察、解説の中で一番論理的な文章だという自負があるんですけどね(言うまでもなく映画『ガタカ』に関するすべての考察、解説を読んだわけではないです)。
Wikipediaの『ガタカ』の項ではジェロームの死の理由がこう書いてあります。
>ヴィンセントのロケット発射と同時に完全な証拠隠滅をはかる為に自ら焼却炉に入るのだった。
完全な証拠隠滅をはかる為に?
何をどういうふうに見ればジェロームが証拠隠滅のために命を絶ったって思えるんでしょうね。
証拠隠滅のためだとしたら、大量の生体サンプルはどう説明するつもりなんでしょうか?
大量の生体サンプルそのものが偽装の何よりの証拠だというのに。
最終考察は他に『マーターズ』と『ダークナイト・ライジング』について書きました。
特に『マーターズ』の最終考察は『マーターズ』をただのグロ映画だと思っている人が読んだら目からうろこが落ちるはず、、、と思いたい!
などと書いていると、まるで自分が映画を考察することに自信があるように思われるかもしれませんが、そんなことはないのです。
映画を見ても意味がわからないことも多いですし、何かしら勘違いすることもよくあります。
最終考察自体には自信がありますが、最終考察を書けるほどその作品を理解することは稀なのです。
さて、先日『ヒドゥン』のDVDをブックオフで購入しました。
まぁ『ヒドゥン』のDVDはブックオフで中古を買わなくてもツタヤなどで新品が1千円で売ってるんですけどね。
『ヒドゥン』はSFアクション映画の傑作です。
未見の方は是非一度ご覧になってみてください。30年前の作品とは思えないほど面白いですよ!
ところで『ヒドゥン』はラストの解釈が難しい映画でもあります。
《この先ネタバレ》
昏睡状態になったベック刑事の病室にギャラガーという男が訪れます。
実はギャラガーの正体は異星人で、彼は昏睡状態のベックを覗きこむとその口から金色の靄のようなものが発せられ、ベックの口の中に吸い込まれます。
そしてベックは目覚めるのですが、ギャラガーは亡くなるのです。
自分はこのラストシーンを見て、死にかけているベックに対してギャラガーが生命エネルギーのようなものを与えてベックを蘇らせたのだろうと思っていました。
なぜそう思ったかというと、『ヒドゥン』には悪のエイリアンも登場するのですが、そいつの正体が醜悪なイモムシみたいな奴なんですよね。
だから、ギャラガーの中に潜む何かもそれに似たものに違いない、であればギャラガーの口から発せられたのは生体エネルギーの類いなのだろう、そう考えたのです。
しかしそういうふうに考えるのはどうも自分だけのようで、(ネットを見回した限りでは)ギャラガーの中の異星人がベックに寄生して彼が蘇えった(ように見えたが実際はベックは死んだ)と考える人がほとんどのようなのです。
今回に関しては自分が正しい!というつもりはありません。
どちらかというと自分の考えが間違っていたのかな?と思っています。
何しろ金色の靄のようなものが生体エネルギーである、ということに関して根拠と呼べるようなものはないですからね。
通常こういったラストの解釈に関しては「確かめようがない」というのが実際のところです。
その作品の脚本家が親切丁寧に「このラストはこういう意味なんだよ」と解説でもしてくれない限りは、すべて推測でしか語れないからです。
ただ『ヒドゥン』に関してはその限りではないのです。
なぜかというと『ヒドゥン』には続編があるんですよね。
タイトルはストレートに『ヒドゥン2』。
『ヒドゥン2』を見れば『ヒドゥン』のラストの意味がわかるかもしれません。
しかし、『ヒドゥン2』って恐ろしくネットの評価が低いんですよね。およそ褒めてる人を見かけたことがありません。
自分もこれまで『ヒドゥン2』を見ようと思ったことはありません。
傑作映画の続編を見て、その駄作っぷりにショックを受けたことが一度ならずあるからです。
『ヒドゥン』のラストの意味がわからない以上は『ヒドゥン2』を見るべきなのか、駄作である可能性が高い『ヒドゥン2』は見らずに『ヒドゥン』のラストは謎のままで残しておくべきなのか、現在思案中です。。。