中田永一原作、三木孝浩監督、新垣結衣主演、『くちびるに歌を』、3/1、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2015年10本目。
映画の日ってことで3/1は『くちびるに歌を』を鑑賞しました。
正直観る前はいろいろ思うところがありました。
まず、原作は主人公が男子と女子の中学生二人で、その二人の交互語りであったのに対し、映画では新垣結衣演じる新任音楽教師に変更されているんですよ。観客を呼ぶためにはその変更が正しいというのは頭では分かっても、やっぱり何だかなぁと思わずにはいられませんでした。
それに上映時間!この映画、上映時間が何と145分もあるんですよ。まるで洋画の超大作並みの上映時間です。
自分はその長尺な上映時間に原作をただそのままだらだらと実写化しただけの作品ではないかと危惧しました。
が、実際鑑賞して、それらがすべて杞憂だったことを知りました。
映画『くちびるに歌を』はスタンダードでオーソドックスな、良質の感動作に仕上がっていました。
2005年に公開された『ZOO』以来、これまで製作された乙一(中田永一)原作の映画はぶっちゃけ微妙な作品ばかりだったのですが(未見のものもあり)、ようやく決定版と言える作品が出てきたな、と一ファンとしてとても嬉しく思いました。
先に危惧したこと、一つ目の主人公が音楽教師になっていることは心配していたほど違和感はありませんでした。それだけ柏木ユリというキャラクターが掘り下げ可能だったということでしょう。
上映時間については確かに長いことは長いのですが、無駄に長いとは感じませんでした。むしろ原作の不要な部分、例えばコトミに関するエピソードがごっそり削られていたのは感心しました。あのエピソードは本当に要らないって感じでしたからね。
主人公は新垣結衣演じる音楽教師でしたが、元々の主人公である中学生たち、特にナズナを演じた恒松裕里は原作のイメージ通りでいいな、と思いました。これから日本の映画界で活躍していって欲しいですね。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★は五つで満点、☆は★の半分)。
映画の日ってことで3/1は『くちびるに歌を』を鑑賞しました。
正直観る前はいろいろ思うところがありました。
まず、原作は主人公が男子と女子の中学生二人で、その二人の交互語りであったのに対し、映画では新垣結衣演じる新任音楽教師に変更されているんですよ。観客を呼ぶためにはその変更が正しいというのは頭では分かっても、やっぱり何だかなぁと思わずにはいられませんでした。
それに上映時間!この映画、上映時間が何と145分もあるんですよ。まるで洋画の超大作並みの上映時間です。
自分はその長尺な上映時間に原作をただそのままだらだらと実写化しただけの作品ではないかと危惧しました。
が、実際鑑賞して、それらがすべて杞憂だったことを知りました。
映画『くちびるに歌を』はスタンダードでオーソドックスな、良質の感動作に仕上がっていました。
2005年に公開された『ZOO』以来、これまで製作された乙一(中田永一)原作の映画はぶっちゃけ微妙な作品ばかりだったのですが(未見のものもあり)、ようやく決定版と言える作品が出てきたな、と一ファンとしてとても嬉しく思いました。
先に危惧したこと、一つ目の主人公が音楽教師になっていることは心配していたほど違和感はありませんでした。それだけ柏木ユリというキャラクターが掘り下げ可能だったということでしょう。
上映時間については確かに長いことは長いのですが、無駄に長いとは感じませんでした。むしろ原作の不要な部分、例えばコトミに関するエピソードがごっそり削られていたのは感心しました。あのエピソードは本当に要らないって感じでしたからね。
主人公は新垣結衣演じる音楽教師でしたが、元々の主人公である中学生たち、特にナズナを演じた恒松裕里は原作のイメージ通りでいいな、と思いました。これから日本の映画界で活躍していって欲しいですね。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★は五つで満点、☆は★の半分)。