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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

褒めるところが見つからない、『アメイジング・スパイダーマン2』。

2014-04-26 11:59:40 | 新作映画
 マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演、『アメイジング・スパイダーマン2』、4/26、TOHOシネマズ天神にて2D吹替え版を鑑賞。2014年19本目。


 先週観た『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』は本当に面白くて、文句のつけようがありませんでした。それでも強いてケチをつけるとすれば、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンが思っていた以上にオバサンになっていたことですね。
 といっても「坊や、一緒にお茶を飲まない?」って誘われたら尻尾を振ってホイホイついて行っちゃうと思いますけど(誰が坊やだ)。

 それに比べて『アメイジング・スパイダーマン2』のつまらなかったことといったらなかったです。
 元々パート1が好きではなかったんですよ。
 パート1のどこら辺が好きになれないかというと、いろいろあるんですが、何といってもラストでピーターがグウェン・ステイシーの父親との約束をあっさりと反故にして、彼女と付き合うことを選択したことでしょうか。
 お前は死者との約束を何だと考えているんだ、って彼の変わり身の早さには腹が立ちましたよ。

 パート2でもそれは健在で、冒頭、プルトニウム強奪犯(!)をちょちょいと片づけ、卒業式に駆け付けた彼は公衆の面前でグウェンと熱い口づけを交わします。
 にもかかわらず、その日の夜には「君とはもう一緒にいられないんだ…」と別れを告げ、かと思うと「やっぱり僕には君が必要なんだ」とか何とか言ってくっつき、でも次のシーンでは…。
 もう、いい加減にして!って言いたかったです。そういう犬も喰わない恋愛ネタは劇中一回だけにして欲しいです。

 いい加減にして欲しかったことは他にもあって、それは所々で恐ろしく寒いギャグ(と思しきもの)が挟まれることです。
 例えばグウェンがオックスフォード留学のための試験を受ける会場の受付で、ピーターが自分のことを「僕の名前はケン・ブリッジです」みたいな自己紹介をするんですよ。ゴメン、それのどこがおかしいのか、さっぱりわからない。っていうかそれがギャグなのかどうかすら自分にはわかりません。

 散々文句を言いましたが、結局本作はアクション映画なので、アクションに魅力があればそれですべて無問題なのですが、肝心のアクションがまた魅力に乏しくて…。
 派手なアクションは繰り広げられるんですよ。
 ただそのアクションがCG感がバリバリあって、まったく迫力が感じられないんです。
 アクションシーンにCGを使うなと言ってるわけではないですよ。
 でも生身の人間がやっている感じがなかったら、100メートルの高さから飛び降りたって、ドキドキ感は得られないと自分は思いますけどね。
 そこら辺を監督のマーク・ウェブに期待しても無駄なのかもしれません。

 どうやらシリーズは第三弾・第四弾も製作されるようですが(全米公開はそれぞれ2016年6月10日、2018年5月4日)、監督が交代でもしない限り観に行くことはないと思います。


 お気に入り度は★☆、お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
 次回鑑賞は『プリズナーズ』(5/3公開)の予定、期待度は★★★☆です。
コメント (4)
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