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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

消されたヘッドライン。

2010-02-26 21:22:08 | 旧作映画
 ケヴィン・マクドナルド監督、ラッセル・クロウ主演、『消されたヘッドライン』、DVDにて鑑賞。

 千八百円を払ってまで観ることはないし、前売り券を買うこともないんだけど、映画サービスデーか何かで鑑賞料金が千円だったら観てもいいかな、と思える作品があります。
 今上映してるものだと『パ○シー・ジャクソンとオリンポスの神々』なんかがそれに当たるかな?
 まぁお金を払って観てもいいと思っているだけそこまで評価は低くないんですけどね。世の中にはお金を払ってまで観たくないと思う作品も多いですから。

 去年公開された『消されたヘッドライン』もそんな一本で、それが早くも旧作で貸し出されていたので、これは見てみるべと思い、レンタルしてみました。
 
 元々肉太の、じゃない、骨太の社会派サスペンスって好きなんですよ。
 好きと言いつつ、パッとタイトルは思いつかないけど、、、あ、そうだ、同じくラッセル・クロウが出ていた、巨大企業の内部告発者を描いた『インサイダー』などがそうですね。
 一人の男がひたすら信念を貫く、侠気を感じさせる作品が好きなのです。

 巨大軍事企業を敵に回した一人の上院議員と、彼の親友であり、真実のスクープを追い求めるジャーナリストが主人公の本作もその条件には充分合致するのですが、、、正直パッとしなかったかなぁ。
 部屋の掃除をしたり、雑用をしたり、“ながら見”をしたせいなのかもしれませんが(“ながら見”が好きなのです)、イマイチよくわからなかったです。
 なぜ議員の奥さんが愛人に支払われていたお金の額を知っていたのかとか、議員が支払っていた四万ドルって結局何のお金だったのかとか、ストーリー的にもわからないことはあったのですが、むしろ気になるのは、愛人であるソフィアはなぜそこまで命懸けで議員のことを愛するようになったのか、そこが一番わからなかったですね。
 だって映画では議員はただのヘタレとして描かれてるんですもん。
 私たちは気がつくと愛し合っていた、って議員は言うんですけど、そんな端折った説明をされたって説得力ないって。
 作品の根幹に関わる部分に説得力がないので、作品全体からもテキトーな印象しか受けないんでしょうね。
 高い金を払って観に行かなくてよかったです。
コメント
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