お袋の誕生日には何を贈るか、毎年考えます。
母一人、子一人ですからね、それなりのものを贈ってあげたいのです。毎日弁当を作ってもらったりして世話になってますしね。
っていうか、ぶっちゃけ誕生日プレゼントにかこつけたご機嫌取りといってもいいかも知れません。まぁプレゼントってそもそもそういうものですよね(という考え方は現金すぎ?)。
花を贈ればそれなりに喜ぶことはわかっているのですが、それは如何にも芸がないように思うので、出来れば趣向を凝らしたものを贈りたいのです(贈り物には趣向を凝らしたいというのは贈り物をする、誰に対してもそう思ってます)。
去年は綾小路きみまろのライブ(込みのバス旅行)チケットを贈りました。お袋がテレビを見ていてファンだと言ったので。
ライブから帰ってきたお袋にどうだった?と聞くと「うん、面白かった・・・」とイマイチ返事が冴えませんでした。
後々になって聞いたところによると、綾小路きみまろ、ライブではテレビでいえないようなネタをするらしいんですよね。つまり下ネタ。それが限度を超えていたらしく、それ以来、お袋は好んではきみまろをテレビで追っ掛けなくなりました。何のためのプレゼントやら。
今年は何にしよう、と考えていたわけではないのです。何しろお袋の誕生日は1/31なので。笑。
いつもならば一月に入ってから考えるのですが、新聞に『ミス・サイゴン』の博多座公演の広告が掲載されていたんですよ。そしたらお袋が「観てみたいねぇ」といったので、丁度いいじゃん、来年のプレゼントはこれにしよう、と思った次第です。
思ったのはいいが、チケットの取り方がわからない。何しろ自分は映画こそ頻繁に観に行きますが、コンサートやミュージカル、演劇などの見せもの(?)は観に行ったことがないのです(あまり行きたいとも思わない)。
とりあえず、『ミス・サイゴン』のHPを見てみました。
漠然とそのHPでチケットの購入が申し込めるものと思っていたのですが、違いました。キャストスケジュール、座席表、公演日程、観劇料まで載っているのに、なぜだか購入申し込みのコンテンツはありませんでした。それどころかどうやれば購入出来るのか、それすら書いていませんでした。
ミュージカル、敷居が高いものだろうとは思っていましたが、チケット購入の段階で既にそうだとはさすがに思っていませんでした。一見さんお断りにも程がある。
という程でもないですけどね、その後もうちょっと調べたらチケットぴあとかで買えることがわかりましたから。なるほど。
でもその時点でもう一つ問題が発生していました。それは何かというと観劇料。
高いね、ミュージカル。完全にというか、若干というか、とにかく予算オーバーだよ。
しかーし、自分にはそういうとき強い味方がいるのです。それは誰かというと生き別れの兄スティーブン(仮)。
早速スティーブンに電話をしました(生き別れじゃないのか・・・)。
「あー、スティーブン兄さん、今度お袋に誕生日のプレゼントで『ミス・サイゴン』のチケットを贈ろうと思っとるんやけど、よかったらチケット代、半分持ってくれん?」
「えーよー」
即答する兄スティーブン。持つべきものは頼りになる生き別れの兄ですな。
「それでさー、チケットを購入するのに、カードとかがいるみたいっちゃんね。自分はカードの類いを持ってないけん、よかったらチケットの購入を頼めんかいな?」
ここまでいくとさすがに図々しいとは思いました。でもカードを持っていないというのは本当で、カードを持っていないと購入が面倒というのも本当です(自分が購入方法を理解していないだけかもしれないけど)。
「あー、えーよ、、、ちょっと待った、それやったらカレン(仮)の方が詳しいけん、後で電話させるわ」
どうやら義姉のカレンも『ミス・サイゴン』を観たかったようです。
これまた丁度よかった、だったら一緒に観劇してもらって、その日はお袋をナビゲートしてもらおう(どこまで図々しいんだ・・・)。
一時間後ぐらいにカレンから電話があって、無事にチケットの購入をお願いすることが出来ました。しめしめ。
翌日、カレンから仕事中にメール。
『無事チケットの購入が完了しました、チケット代を正月に払ってください、チケット代は・・・。』
金額を見て「え?」と思いました。だって請求金額がチケット代金全額だったので。
急ぎメールの返信をしました。
『チケット代の件、了解しました。ただ、チケット代の半分を負担してもらう旨、兄には了解をもらっているのですが。』
そのメールに対しての返信はありませんでした。
帰宅後、カレンに電話しました。
「えっとー、チケット購入、ご苦労様でした。チケット代のことだけど兄貴には了解もらってるんだけど?」
「わかった」
ソッコーで斬られました。違った、切られました。今まで聞いたことがないぐらいの冷たい声でした。
どうやらカレンは自分たちがチケット代の半分を負担するのが気に食わないご様子(想像ですけどね)。
でもさぁ、自分のお袋は兄貴にとってもお袋なわけで、兄弟で母親に一つのプレゼントを贈るってそんなに非常識なことではないと思うんだけどなぁ。
で、『ミス・サイゴン』のチケットが購入出来たことをお袋に報告しました。出来れば誕生日のサプライズにしたかったけど、観劇日は早めに空けてもらわないといけないですからね。
てっきり喜んでもらえるものと思っていたところ、お袋はお袋で気乗りしない様子。
「あんたと観に行った方が気楽でいいんだけどね・・・」
・・・・・。
いつの間に嫁姑の間が(そこまで)冷え切っていたんですか!!
ほんと、お袋の誕生日に何を贈るか、難しいです。。。
母一人、子一人ですからね、それなりのものを贈ってあげたいのです。毎日弁当を作ってもらったりして世話になってますしね。
っていうか、ぶっちゃけ誕生日プレゼントにかこつけたご機嫌取りといってもいいかも知れません。まぁプレゼントってそもそもそういうものですよね(という考え方は現金すぎ?)。
花を贈ればそれなりに喜ぶことはわかっているのですが、それは如何にも芸がないように思うので、出来れば趣向を凝らしたものを贈りたいのです(贈り物には趣向を凝らしたいというのは贈り物をする、誰に対してもそう思ってます)。
去年は綾小路きみまろのライブ(込みのバス旅行)チケットを贈りました。お袋がテレビを見ていてファンだと言ったので。
ライブから帰ってきたお袋にどうだった?と聞くと「うん、面白かった・・・」とイマイチ返事が冴えませんでした。
後々になって聞いたところによると、綾小路きみまろ、ライブではテレビでいえないようなネタをするらしいんですよね。つまり下ネタ。それが限度を超えていたらしく、それ以来、お袋は好んではきみまろをテレビで追っ掛けなくなりました。何のためのプレゼントやら。
今年は何にしよう、と考えていたわけではないのです。何しろお袋の誕生日は1/31なので。笑。
いつもならば一月に入ってから考えるのですが、新聞に『ミス・サイゴン』の博多座公演の広告が掲載されていたんですよ。そしたらお袋が「観てみたいねぇ」といったので、丁度いいじゃん、来年のプレゼントはこれにしよう、と思った次第です。
思ったのはいいが、チケットの取り方がわからない。何しろ自分は映画こそ頻繁に観に行きますが、コンサートやミュージカル、演劇などの見せもの(?)は観に行ったことがないのです(あまり行きたいとも思わない)。
とりあえず、『ミス・サイゴン』のHPを見てみました。
漠然とそのHPでチケットの購入が申し込めるものと思っていたのですが、違いました。キャストスケジュール、座席表、公演日程、観劇料まで載っているのに、なぜだか購入申し込みのコンテンツはありませんでした。それどころかどうやれば購入出来るのか、それすら書いていませんでした。
ミュージカル、敷居が高いものだろうとは思っていましたが、チケット購入の段階で既にそうだとはさすがに思っていませんでした。一見さんお断りにも程がある。
という程でもないですけどね、その後もうちょっと調べたらチケットぴあとかで買えることがわかりましたから。なるほど。
でもその時点でもう一つ問題が発生していました。それは何かというと観劇料。
高いね、ミュージカル。完全にというか、若干というか、とにかく予算オーバーだよ。
しかーし、自分にはそういうとき強い味方がいるのです。それは誰かというと生き別れの兄スティーブン(仮)。
早速スティーブンに電話をしました(生き別れじゃないのか・・・)。
「あー、スティーブン兄さん、今度お袋に誕生日のプレゼントで『ミス・サイゴン』のチケットを贈ろうと思っとるんやけど、よかったらチケット代、半分持ってくれん?」
「えーよー」
即答する兄スティーブン。持つべきものは頼りになる生き別れの兄ですな。
「それでさー、チケットを購入するのに、カードとかがいるみたいっちゃんね。自分はカードの類いを持ってないけん、よかったらチケットの購入を頼めんかいな?」
ここまでいくとさすがに図々しいとは思いました。でもカードを持っていないというのは本当で、カードを持っていないと購入が面倒というのも本当です(自分が購入方法を理解していないだけかもしれないけど)。
「あー、えーよ、、、ちょっと待った、それやったらカレン(仮)の方が詳しいけん、後で電話させるわ」
どうやら義姉のカレンも『ミス・サイゴン』を観たかったようです。
これまた丁度よかった、だったら一緒に観劇してもらって、その日はお袋をナビゲートしてもらおう(どこまで図々しいんだ・・・)。
一時間後ぐらいにカレンから電話があって、無事にチケットの購入をお願いすることが出来ました。しめしめ。
翌日、カレンから仕事中にメール。
『無事チケットの購入が完了しました、チケット代を正月に払ってください、チケット代は・・・。』
金額を見て「え?」と思いました。だって請求金額がチケット代金全額だったので。
急ぎメールの返信をしました。
『チケット代の件、了解しました。ただ、チケット代の半分を負担してもらう旨、兄には了解をもらっているのですが。』
そのメールに対しての返信はありませんでした。
帰宅後、カレンに電話しました。
「えっとー、チケット購入、ご苦労様でした。チケット代のことだけど兄貴には了解もらってるんだけど?」
「わかった」
ソッコーで斬られました。違った、切られました。今まで聞いたことがないぐらいの冷たい声でした。
どうやらカレンは自分たちがチケット代の半分を負担するのが気に食わないご様子(想像ですけどね)。
でもさぁ、自分のお袋は兄貴にとってもお袋なわけで、兄弟で母親に一つのプレゼントを贈るってそんなに非常識なことではないと思うんだけどなぁ。
で、『ミス・サイゴン』のチケットが購入出来たことをお袋に報告しました。出来れば誕生日のサプライズにしたかったけど、観劇日は早めに空けてもらわないといけないですからね。
てっきり喜んでもらえるものと思っていたところ、お袋はお袋で気乗りしない様子。
「あんたと観に行った方が気楽でいいんだけどね・・・」
・・・・・。
いつの間に嫁姑の間が(そこまで)冷え切っていたんですか!!
ほんと、お袋の誕生日に何を贈るか、難しいです。。。