ブログ 「ごまめの歯軋り」

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医療問題 「現場からの医療改革レポート」 Japan Mail Media

2009年02月28日 | 書評
絶望の中の希望ー医師は「医療崩壊」の現状をネットに訴える 第25回

特別配信号(2008年7月26日-30日) 「日本心血管インターベンション学会:変革期を迎える医療安全への対応 パネルディスカッションより」(2008年7月4日 名古屋市) 7人のパネラーの報告  (4)

4.「社会福祉としての医療費の問題」 慶応大学 池上直己

 池上直己氏は医師ではないだろう。行政福祉学か医療経済の識者であろうか。保険制度などの現システムの問題点を羅列されるが、紙面がないので割愛する。日本の公的医療保険は原則「応能負担」である。高所得者や若い人から不満が出るのは当然であろうか。医療費の半分は保険料から、26%は国から、24%は患者自己負担からである。国の負担26%は国の予算では10%になり防衛費より多いのである。診療報酬の改定が最も手っ取り早い医療費削減につながるが、何時も政治折衝でえいやと決まる。保険者が都道府県単位に集約され、県による所得水準格差は国が負担するシステムは評価できるが、県単位で勝手に保険料を引き上げる危険性は大きい。 (続く)



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