ブログ 「ごまめの歯軋り」

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京都の仏像 宇治平等院 「雲中供養菩薩北25号」

2008年04月07日 | 京都案内
宇治平等院 「雲中供養菩薩北25号」 国宝

53cm高さの木像 平安時代1053年の作品 国宝 壁面を飾る52体の菩薩の中で創建時のもの。
宇治平等院
ときの権力者、関白藤原道長が左大臣源重信の婦人から譲り受けた別業をその子頼通が、永承7年(1052)にこれを仏寺に改め、平等院とした。永承7年は末法初年に当たるとされ、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行していた。その翌年の天喜元年(1053)には平等院の阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶し、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされている。約1000年前に建立された建造物や仏像が今に伝えられ、世界遺産にも登録されている。



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