廬 山 寺
比叡山天台18世座主元三大師良源によって天慶年中(938年)に船岡山の南に創建されました。還元(1243~1247)の頃僧覚瑜が再興、中国の廬山にならって蓮社を結び道俗貴賎が群集し、廬山天台講寺と号しました。
室町時代に応仁の乱で焼失した後、1573年に織田信長の焼き打ちをまぬがれ、現在の地に移りました。
紫式部
日本人で唯一人「世界の五大偉人」に選出され、フランスのユネスコ本部に登録された世界最古の偉人並文豪紫式部は、「平安京東郊の中河の地」すなわち現在の廬山寺の境内(全域)に住んでおりました。それは紫式部の曽祖父、権中納言藤原兼輔(堤中納言)が建てた邸宅(堤第)であり、この邸宅で育ち、結婚生活を送り、一人娘の賢子を産み、長元四年(西暦1031年)五十九歳ほどで死去したといわれております
釈迦三尊 京都府指定文化財
三尊形式はガンダーラやマトウーラに於いて見る事が出来る、脇侍に釈迦の成道以前の菩薩像と弥勒菩薩の組み合わせや、日本に於いては文殊菩薩と普賢菩薩が釈迦如来の脇侍であり通例化している。