ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

環境相がこんなに馬鹿だったとは

2006年08月25日 | 時事問題
asashi.com 年08月25日19時17分
「子猫殺し」エッセー「残念」 小池環境相がコメント

 直木賞作家で仏領タヒチ島在住の坂東眞砂子さんが、飼い猫が産んだ子猫を殺していると日本経済新聞のエッセーに書いたことについて、小池環境相は25日の会見で、「動物愛護の面で残念」とコメントした。
動物愛護法の担当官庁である環境省は、飼い主のいない野良猫を、「地域猫」と呼び、里親を探すなどの施策をしている。小池環境相は「去勢はかわいそうという観点と思うが、人間や地域との共生をさぐろうというなかで、殺すというのは究極の形」と話した。

動物愛護は「泣く子か地頭か?」牛肉を食っている動物愛護運動者よ正気に戻れ。
 環境相は相変わらず動物愛護とか生態系保存とかいうたわ言を言っている。私の小さい時に飼い猫が子供を生んだ時、一匹を遺して直ぐに川に棄てて来いという母の命令に従って、新聞紙にくるんで棄てに行った。野良猫にするよりは保健所が始末してくれるわけでもないので仕方ないでしょう。小池さんが言っている「地域猫と呼び、里親を探すなどの施策をしている」なんてことは作文で大嘘だ。猫の少子化対策でもあるまいし、やってもいないことを言ってはいけません。「猫が予定外に子供を生んだ時は全て野良猫で棄てましょう。後は国が責任を持って里親を探します。」ということになりますよ、おばかな小池さん。こんな馬鹿なきれいごとの作文を読む前に、人間は生命を食っている生き物なんだという教育を子供にすべきですよ。

また税金を使うつもり

2006年08月25日 | 時事問題
asahi.com 2006年08月25日19時34分
省庁施設の45%、耐震基準満たさず 国交省が初公表

 中央省庁の庁舎など、国家機関の主要な建物計393棟のうち45%にあたる176棟が、耐震基準を満たしていないことが分かった。1月施行の改正耐震改修促進法に基づき、国交省が初めて公表した。官庁施設の耐震基準は民間施設より厳しいが、震度6強~7程度で倒壊の危険のある建物は、東京・霞が関の内閣府や財務省など114棟にのぼり、基準値を89%下回る建物もあった。 地震に弱い官庁の実態に、国交省は「対応の遅れを反省している。10年以内に耐震化率を9割にしたい」としている。

政府は何が言いたいのか 新しい建物が欲しいのか
 構造計算偽造事件のほとぼりが醒めたころになって国交省は何を言いたいのか。自分の建物に偽装計算があったというのか。単に昔の基準で作っただけなら、民間でもお構いなしのはず。そろそろ古くなったので、強度不足を理由に新しく立て直したいのか。霞ヶ関の政府関係庁舎は十分に新しいですよ。贅沢言ってはいけないよ。税金だからいくら使っても自分の財布には関係ないとの根性か。

冥王星 惑星から降格

2006年08月25日 | 時事問題
asahi.com 2006年08月25日00時15分
冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義
 「チェコのプラハで総会を開いている国際天文学連合(IAU)は24日午後(日本時間同日夜)、惑星の新しい定義について採決し、太陽系の惑星を「水金地火木土天海」の8個として冥王星を惑星から外す案を賛成多数で可決した。
 太陽系の惑星の定義は「太陽の周りを回り、十分重いため球状で、軌道近くに他の天体(衛星を除く)がない天体」とされた
 矮惑星は「太陽の周りを回り、十分重いため球状だが、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体」と定義され、近くに同程度の小天体が多数見つかっている冥王星は、その代表と位置づけられた」

冥王星 新しい定義では矮惑星
 どうでもいい話題であるが、球状を保つだけの質量を持っているが(月より小さいが)軌道近くに他の天体が残っているの冥王星は将来なくなるかも。中学生にとって一つでも憶えなくていいことになった。

食の安全  中国野菜の残留農薬

2006年08月25日 | 時事問題
asahi.com 2006年08月25日03時00分
日本が残留農薬新基準 中国大慌て

 「日本が今春から新たに導入した残留農薬の「ポジティブリスト制度」が中国で波紋を呼んでいる。中国にとって、日本は農産物の最大の輸出先。新制度の影響で対日輸出が減少し、新たな日中摩擦にもなりかねない。ただ、中国政府は日本に対して検査の簡素化などを求めつつ、新制度を「外圧」として国内農業の改善を促そうともしている。国内の消費者から、食の安全を求める声が日ましに強まっているからだ。」
 「使用禁止の農薬を使って育てたニラ、工業用の着色料で黄色く染めた湯葉、発がん性のある着色料を使ったフライドチキン――。中国ではここ数年、「危ない食品」を糾弾する報道が増えている。」
 「厚労省の公表資料によると、ポジティブリスト制度導入後、これまでに各地の検疫所で見つかった輸入食品の違反例は計124件。6、7月の2カ月でみると、昨年同期の10倍を超す。最も多いのが中国産で、養殖ウナギや落花生、ウーロン茶、シイタケ、ネギなど61件で基準を超す農薬などが検出されている。」

日本の農業と食の安全
 技術的なハードルを高めすぎるとWTOに提訴され貿易摩擦となる。しかし食の安全は求めまければならない。何処の国でも無農薬有機栽培は高いものにつく。日常的には利用する人はいないだろう。主婦は1円でも安いものに血眼である。従って為替レートの安い中国産野菜が航空便で輸入しても売れるわけである。中国の薬や化学薬品に対する感覚は一時代遅れている。国内基準は極めて甘い。日本と中国との安全基準の技術レベルを同一にして競争すればいいということなのだが、それでも中国製のほうが安いので農水省は頭が痛い。遂に工業製品と同じように、日本の農協が中国の土地と労働力を借りて、中国で生産し日本への逆輸入になるのだろうか。日本の里山は自然林に戻るのであろうか。食の安全保障とはよく言われるが、高い関税はかけられない。自給率を高めることは米を除いて手を打っていない。GNPへの寄与率が極めて低い農業に、税金を投入するのは経済原理から許されない。日本の全農業生産高が自動車メーカトヨタ1社の販売高にはるか及ばない。国策としてトヨタの振興策に力を入れるほうが効果的。これが経済の掟。農業は日本では放棄すべき産業なのかも。中国で作らせばいいじゃないか。安く買えば、関税をかけて高い物を買うよりはるかに日本経済の健康運営になる。
 難しい舵取りだし、自民党は少なくなった農民(数百万人)の票田に見切りをつけるかもしれない。そのときが日本農業壊滅の時。