読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

吉永南央「紅雲町珈琲屋ごよみ~まひるまの星」~亡き母が距離を置くことになった清子との経緯を知り娘の草が解決☆

2017-12-15 02:33:34 | 
吉永南央「紅雲町珈琲屋ごよみ~まひるまの星」読み終わりました。



このシリーズの新作をやっと読む事ができた^^



両親から雑貨屋「小蔵屋」を受け継ぎ



器と珈琲の店として再始動させた



杉浦草



年齢は・・



70を超えているらしいよ




孫のような「久実」



息子のような「寺田」



そして



親友の「由紀乃」



何かあれば味方してくれる人たちがいる




離れて失ってしまった家族



その絆をたどるように・・


草は人の家族の問題にも無関心ではいられない。



苦しんでいる人を放っておけずに


渦中に入り込んで・・


自分も傷つき苦しみ・・


解決へと導こうとする




今回は



母と疎遠になってしまった



鰻屋の小川の



清子を久しぶりに見かけ・・



母が残した



「清子さんへ」と書かれた着物を思い出す草




母と清子は元々とても仲が良かった



しかし!



ある時から急に母は清子と距離を置くようになった。



草にも「鰻の小川には近づくな」と言われていた。



詳しい事情は語らなかった母



草は母の言いつけを守り


今日まで来ていた。



しかし・・



それを破らずにはいられない出来事が!!




祭りの山車蔵を



今置いてある「山上」のところから



小蔵屋の駐車場に移動させなければならなくなった。



もっとずっと先だと思っていた草だったが



山上の事情で



山上との約束を早めなければならなくなった。




しかし・・


商売にも支障が及ぶことを考え



他に場所がないだろうかと



探し始める。




そして


鰻屋の隣の蕎麦屋の奥さんから


前の工場跡はどうか?


と紹介される。




それが



鰻屋の清子と距離を縮めるきっかけに?!




工場に置かれたドラム缶・・



それを持ち込んだ「加藤」の失踪・・



鰻屋の息子「滋」の



夜中の奇行。。




母が清子と距離を置くことになった真相に



草は迫っていく




真実を表面化することで



傷つく人たちがいる



しかし



真実を隠し続けることで



ずっと傷ついている人もいる




母とは性格の似ていない草



草は草のやり方で



母に解決できなかった問題を



解決していく手だてを見つける




自分も無傷ではいられないこともわかっていて・・



それでもやらなければ



何も変わらない。




強気気持ちが老体に鞭を打ち突き動かしていく





人の気持ちを動かすというのは・・



こんなにも難しく。。



そして


きっかけ次第で


こんなにも簡単に動くんだぁ。。



そんなことを思う。




親子2代で向き合った問題



母は距離を置き



娘は



飛び込んで傷つき解決する



母の遺した清子への気持ち・・




伝えられて良かった




いろんなことを乗り越えてきた



草の年輪が



人の気持ちや抱えているものを見抜き



人の人生までも変えてしまう。




そんな「お草さん」に



会って見たくなる♪



あったかい雰囲気に包まれた小蔵屋で



珈琲飲んでみたいなぁ














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