読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

北森鴻「花の下にて春死なむ」ビア・バー香菜里屋シリーズ☆ハマります!

2013-01-07 02:10:33 | 



北森鴻「花の下にて春死なむ」読み終わりました☆



前記事の「香菜里屋を知っていますか」を読んで、


「香菜里屋」シリーズにハマった私♪




香菜里屋シリーズってよりは・・


北森鴻にハマったのかも



前回の記事で話しましたが、



北森鴻が亡くなっていたことを、


「香菜里屋をしりませんか」の解説で知った私。





その前に読んだ「顔のない男」は、


乾くるみの「蒼林堂古書店へようこそ」の小説内で紹介されてて、


それを読んで「北森鴻」を始めて知った私。




なんだか・・


導かれて読まされてる気さえしています(^O^)





そんなわけで、



香菜里屋シリーズを読んでみる事に☆



「香菜里屋を知りませんか」で出てくる、


店の常連さんたちのことが、


今回の「花の下にて春死なむ」を読み解りました♪





はぁ~なるほど!そういう経緯があったんだぁ・・



と解って、



ますます香菜里屋シリーズが楽しくなりました♪





何といっても、


やっぱりこの小説の魅力は、




「香菜里屋」の店主「工藤」のキャラクターです





ヨークシャテリアの刺繍が入った深紅のエプロンをし、その刺繍のヨークシャと同じような容姿の工藤☆



人懐っこい笑顔♪



そして人の心を見通す力☆



話の端々で謎を解き明かす推理力☆



そして、



おいしい料理




こんな店主がいる香菜里屋に行ってみたくなる






「花の下にて花死なむ」は、



「花の下にて春死なむ」


「家族写真」


「終の棲み家」


「殺人の赤い手」


「七皿は多すぎる」


「魚の交わり」




・・の6編で構成されている。




それぞれの謎に工藤の推理力が光る☆





「花の下にて春死なむ」は、


飯島七緒は句会で知りあった片岡草魚が急死したことで、



戸籍のなかった草魚のルーツを探すたびに出る。



七緒と草魚は一度だけ男と女の関係を持つ。



初老の草魚と20代の七緒がそうなったのには、



草魚の何かがそうさせていたのか?




熱性疾患の衰弱死で亡くなった草魚。




戸籍を持たず・・


偽名を名乗り・・


孤独に死んでいった草魚の事が、


知りたい七緒。




草魚が最後に見た咲くはずのない桜の謎。。




香菜里屋の店主工藤の推理を借りつつ・・


七緒は素顔の草魚に出会っていく。。








「家族写真」は、



ある駅の買出し本の中に挟んであった、


謎のモノクロ家族写真。



全部の本に挟んであるわけでもなく・・


その法則も謎。



何のためにそんなことがされたのか?



工藤が出してきた新聞記事。



それには意外な真実が隠されていた!








「終の棲み家」は、



ある河川敷に建てられた小屋。


そこに住む老夫婦に、


カメラマンの「妻木」は興味を持つ。



なぜそこに住む事になったのか?



なかなか心を開いてくれない老夫婦。



そこを終の棲み家にしたのだと思い込んでいた妻木。



しかし、そこには意外な真実が!








「殺人者の赤い手」は、



香菜里屋の常連、笹口ひずるは、


11歳のとき弟の遺体を発見する。


公園で死んでいた弟。


そのそばには、


赤い手の殺人者が居た!



・・それは殺人なのか?



ひずるがずっと引きずっていた弟の死の謎。



弟は事故死とされていたが、



ひずるはそれが納得できずに居た。





弟の死の真相。。



それには意外な真実があった。





今回も工藤がその謎解きに貢献する。








「七皿は多すぎる」は、



香菜里屋の常連、


東山が回転すし屋でみた、




マグロばかりを続けて七皿食べた男。




東山は不思議に思い、




次の日もそのすし屋に同じ時間帯にいってみる。



すると!


またその男は、


マグロばかりを今度は八皿食べた。



一体どういうことなのか?





この謎に香菜里屋のほかの常連達も推理を働かせる。




謎は解き明かされるのか?



工藤の推理力には驚かされる☆








「魚の交わり」は,



「花の下にて春死なむ」の続編のようなものになっている。



ここでも意外なところから、


草魚とのつながりを持つある男性と出会う七緒。



草魚は鎌倉に暮らしていた事があったと知る。



七緒の知らない「壮年の草魚」がそこにはいた。




下半身が不自由な女性と暮らしていた草魚。



そこで起きた殺人事件。



その背景に草魚はどう絡んでいたのか?





工藤は七緒とともにその真実に迫っていく!








謎があると、


人はそれを知りたいと思う☆




なんで?



なぜ?



そう思えば思うほど・・



どんどんはまっていく。。





あなたも香菜里屋の杉の扉を開けてみたくなりませんか?笑







さぁ~私は今日から次の香菜里屋シリーズ、



「桜宵」を読むことにします♪



どんな謎が待ってるのか?



楽しみ~
















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