松岡圭祐「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅳ シンデレラはどこに」読み終わりました。
このシリーズも4作を読み終わって
李奈はすっかり私の心の友になっています
だからシリーズものって止められないっ!笑
今回も李奈は真っすぐに事件に取り組んでいきます。
グライト出版が売り出した新人作家「REN」
刊行した作品がベストセラーになるものの・・
既刊からのパクリ問題が浮上!
李奈は被害作家から相談を受ける。
そんな中自分の著書「トウモロコシの粒は偶数」も
パクリの対象に
そして
それと同時に
李奈にピンチが!!
「シンデレラの原典を一週間以内に探せ」
と佐田千重子と名乗る人物から
そうしないと家族や友人に危害を加えると脅迫メールが届く
なぜ李奈に?!
その後も李奈を見張っているような
李奈の行動を知る佐田千重子からのメールが
親友の「優佳」にも相談できず
「曽埜田」にも遠ざけるために冷たい言葉を浴びせてしまう
友達を守るために取った言動が
李奈を孤独にしていく
シンデレラは各国に原典になるような話がある
しかし
その本当の「原典」を探すのは難しい。。
そんな時
シンデレラのことをよく知るおばあさん
「鹿丸千重子」のことを知る。
『シンデレラ物語』の日本起源説を唱えて
あちこちの出版社に迷惑をかけているとか。。
しかし
三和夕子の紹介で会いに行った千重子は
噂とは全く違い・・
ただシンデレラが大好きなおばあさんだった。
シンデレラの日本起源説を信じて
シンデレラを追いかけていただけだった。。
そんな千重子の夢もかなえたい
そんな思いに駆られる李奈
自分の著書のパクリよりも何よりも
まずは脅迫メールの「シンデレラの原典」
それを何とか突き止めたいと思う
真っすぐに直向きに取り組む李奈
そして・・
優佳はそんな李奈に気づき・・
新人作家としては今まだ芽の出ない李奈
だけど
真実を無抜く慧眼と目的を果たすためのパワーは
誰にも負けない
そして
大切なものを守るためには
どんなことも恐れない
そんな李奈を応援したくなります
曽埜田もそんな李奈に惹かれているんだよね
なのに・・
李奈はまったくそんな気持ちには鈍感で
曽埜田に危険を回避するためとはいえ・・
冷たい言葉を浴びせてしまった。。
そんな曽埜田の胸の内を思うと
李奈がやけになって
最後に付け加えた犯人への一文
そこに隠された暗号に
私気付けなかった!
それが明かされた時の衝撃
最後までドキドキ・・
そして
シンデレラのこともいろいろ知る事ができて勉強になった。
足を切って小さくして靴に合うようにするって・・
こわーっ。。
でもそういうことが行われてたっていうのは
事実なんだよね。。
ディズニーのシンデレラしか知らなかったので
日本にも紀元前からそんなお話の元になるものがあったなんて
犯人を追い詰めていく李奈は
探偵さながらで必読ですよっ
さてⅤは
あの万能鑑定士の莉子が登場するようなので
ワクワクです
すっかり李奈に支配された心
もう止められません!!