近藤史恵「みかんとひよどり」～「自分の環境で最善を尽くす」大高と出会って亮二は変わっていく☆

近藤史恵「みかんとひよどり」読み終わりました。


「生まれてはじめて死を覚悟した。」


そんな衝撃的な文章から始まるこのお話


３５歳の潮田亮二



フランス料理店マレーを任されている料理人


自分で猟をして獲物を料理しようと


山に入り遭難してしまう。



そして


その危機を救ったのは


その山で猟師をしている「大高重実」だった。



ぶっきらぼうで口が悪い大高


しかし


心の奥は温かい人柄であることを


亮二は感じ取る



そして


自分の獲った獲物を


最善の調理法でおいしく食べる


そこに


動物たちへの慈しみを感じた




店でジビエ料理を出したいと


自分で猟をすることを考えた亮二


しかし


大高と知り合うことで


自分の考えが甘かったことに気づく。



そして


大高が獲物を獲り解体する現場を見て


ジビエ料理をもっと作りたいと思うようになる。



自分で捕獲して料理するのには限界がある。



大高に獲物を提供してもらうことを頼むも


断られる。


商売にする気はないと。



面倒な関わりはごめんだと。



しかし


その状況は変わる！



大高が火事で家を失い。。



お金が必要になった大高は


亮二の店に鴨やひよどりを獲り届けることになる。



大高が獲物を解体するのを見て


猪を使ったものを作ってみたいと思う亮二



しかし！


店で提供するには所が必要


大高の解体小屋を使いたいと思うも


オーナーの澤山の説得にも応じてくれなかった。



マレーを繁盛店にしたいと考える亮二


2件の店を失敗。。


澤山にジビエ料理を称賛され引き抜かれたこの店


もう後はないと考える。



しかし


大高と知り合うことで


亮二の意識は変わってくる。



自分が獲物と関わりその獲物で料理をすること


そのことで次々と料理のアイディアが生まれる



そして


駄目なことはあきらめ



自分の環境で最善を尽くすのが大人



今更ながら


そういうことに気づく



大高の過去


そして


大高は命を狙われていた



人それぞれ考え方は違う


そして


それを分かり合うのは難しいことだ



でもどんな環境でも戦って生きていくしかない



そんな決意をさせてくれる内容だと思いました。



私たちはつい忘れがちだけど

命をいただいて生きている



そういうことに改めて気づきました。



自分は生かされている。


命によって。


そう思ったら自分のことも大切に思えてきます。



命をいただいて今こうしてある命


大事にしないとね



ジビエ料理に馴染みはないけれど


どんな味なのか想像してしまいました。


獣の匂いとかどうなのかなって思うけど


おいしく料理されたみかんの香りがするひよどり


気になりました

近藤史恵「みかんとひよどり」～「自分の環境で最善を尽くす」大高と出会って亮二は変わっていく☆

近藤史恵「みかんとひよどり」読み終わりました。


「生まれてはじめて死を覚悟した。」


そんな衝撃的な文章から始まるこのお話


３５斎の潮田亮二



フランス料理店マレーを任されている料理人


自分で猟をして獲物を料理しようと


山に入り遭難してしまう。



そして


その危機を救ったのは


その山で猟師をしている「大高重実」だった。



ぶっきらぼうで口が悪い大高


しかし


心の奥は温かい人柄であることを


亮二は感じ取る



そして


自分の獲った獲物を


最善の調理法でおいしく食べる


そこに


動物たちへの慈しみを感じた




店でジビエ料理を出したいと


自分で猟をすることを考えた亮二


しかし


大高と知り合うことで


自分の考えが甘かったことに気づく。



そして


大高が獲物を獲り解体する現場を見て


ジビエ料理をもっと作りたいと思うようになる。



自分で捕獲して料理するのには限界がある。



大高に獲物を提供してもらうことを頼むも


断られる。


商売にする気はないと。



面倒な関わりはごめんだと。



しかし


その状況は変わる！



大高が火事で家を失い。。



お金が必要になった大高は


亮二の店に鴨やひよどりを獲り届けることになる。



大高が獲物を解体するのを見て


猪を使ったものを作ってみたいと思う亮二



しかし！


店で提供するには所が必要


大高の解体小屋を使いたいと思うも


オーナーの澤山の説得にも応じてくれなかった。



マレーを繁盛店にしたいと考える亮二


2件の店を失敗。。


澤山にジビエ料理を称賛され引き抜かれたこの店


もう後はないと考える。



しかし


大高と知り合うことで


亮二の意識は変わってくる。



自分が獲物と関わりその獲物で料理をすること


そのことで次々と料理のアイディアが生まれる



そして


駄目なことはあきらめ



自分の環境で最善を尽くすのが大人



今更ながら


そういうことに気づく



大高の過去


そして


大高は命を狙われていた



人それぞれ考え方は違う


そして


それを分かり合うのは難しいことだ



でもどんな環境でも戦って生きていくしかない



そんな決意をさせてくれる内容だと思いました。



私たちはつい忘れがちだけど

命をいただいて生きている



そういうことに改めて気づきました。



自分は生かされている。


命によって。


そう思ったら自分のことも大切に思えてきます。



命をいただいて今こうしてある命


大事にしないとね



ジビエ料理に馴染みはないけれど


どんな味なのか想像してしまいました。


獣の匂いとかどうなのかなって思うけど


おいしく料理されたみかんの香りがするひよどり


気になりました
















お金のために