読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

碧野圭「書店ガール7 旅立ち」~それぞれの旅立ち☆時と共に変わってゆくモノ・・でも真髄は変わらない!!~

2019-10-04 02:52:06 | 
碧野圭「書店ガール7 旅立ち」読み終わりました。



書店ガールもこの7で完結のようです。


なんか寂しいなぁ~。



今回は過去を振り返りながら


登場人物たちの


それぞれの旅立ちを描いています。




愛奈・彩加・理子・亜紀




愛奈は学校司書になり


生徒との関係を作っていく。


そして生徒たちに教えてもらった事☆



それが愛奈の指針になる



彩加は


育った故郷に帰り


伯母の書店を継ぎ


大田と共にパンを提供するカフェに挑戦



久しぶりに地元に帰った彩加は


友に厳しいことを言われる。。


しかし


それには愛が




理子は新興堂書店の吉祥寺店店長と


東日本エリア・マネージャーを兼ねて忙しく働く



そんな中



新興堂の系列「櫂文堂」の仙台本店が



閉店の危機に




99年続く老舗の書店



それを守ろうと



理子は戦う!!



店長の沢村


そこで働く書店員たち



そして



会社との戦い!!




板挟みになる理子・・



そして



沢村のスタンドプレーが!!




そこには・・



理子を護るための



思いやりがあった




理子が沢村から預かっていた物



そして


それと入れ替わりに



他の人の手を介して渡された



沢村からの贈り物




そこには



沢村の心が詰まっていた



理子の涙






亜紀は



息子の光洋の成長とともに



新たな気持ちで臨む仕事を任される




それぞれの行くへ・・



是非読んで確かめて感じてほしいです





沢村が言った言葉



「古い店を残すのは効率的ではないし、

単なる感傷と言ってしまえばそうかもしれない。

だけど、効率だけでは人の心は渇いてしまうし、

そもそも本というのは、効率とか合理化なんかで

数値化できないところに良さがある。

本を売る我々が、ただ効率だけ考えても、

成果を上げられるとは思えない」




その言葉が響いた



本の良さ


店で買う良さ


それってなんだろう?



その店で買わなければならない


その価値とは?




最近


電子書籍もある中



本の売れ行きも伸びない。。



でも


中身が読めたらそれでいいのか?



本を手に取り



書店員と会話を交わし



お金を払い



受け取る



その本の重み



本が書店に並ぶまでの



沢山の人の手



それを感じることによって



その本の重みも違ってくる。




この小説を読むと


そういうことが伝わってくる。




時と共に



表面上は変わっていく景色




でも



そこにはいつでも



ずっと培われてきた



本を思う人たちの気持ち



それが込められている




私もこれからも



この紙をめくりページを追いながら・・



それを感じることを忘れずにいたいなって



そう思いました



またいつか


続編が読みるといいなぁ~。













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