宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー~中~」読み終わりました☆
上は図書館で借りたんだけど、
「中」がおいてなくて・・
買って読みました
すっかりハマってしまった
今回の内容も考えさせられることばかり
主人公「ワタル」がまんま自分のようになって、
本気で悩んだよ~
こんなとき「私ならどうするだろう」ってね
上でのワタルは、
本当に小学生らしい小学生。
けど、
中でのワタルはずっと大人になってる
経験が人間を成長させるんだなってホントに思った
ざっと今までの内容を。
母とワタルをおいて、
父は女の人のところへ行ってしまう。
相手の女の人のお腹には父の子供が。
母はそのことで精神を病み・・
自殺まで図ろうとする。
今まで平凡な生活を送っていたワタルの家庭は、
今や崩壊。。
父が出て行ってしまった今、
自分が母を助けなければ!
その強い思いが、
今までワタルを馬鹿にしていたミツルを動かす。
ミツルはワタルを自分と同じ旅人に。
自分の気持ちが作り出す「幻界(ヴィジョン)」の中で戦い、
女神に会うことで願いが叶う
ワタルは父を取り戻し、
母を元の元気な母にしたいと願う。
しかし!
女神に会う為には、
いくつもの困難が待ち受けている
それをひとつひとつ乗り越え、
ワタルは大人になってく。
宝玉を手に入れると、
そのとき短時間現世(うつしよ)~現在の世界~に戻れる。
ワタルは病院の母の元へいく。
「僕は元気。必ず戻る。」
そう母と約束するワタル。
母も成長したワタルを感じ二人は抱き合う。
現世から幻界に戻るワタル。
母を助けるという気持ちが更に強くなる。
幻界でのワタルの力になってくれる仲間達。
爬虫類のような体をした水人の「キ・キーマ」
猫の姿をしたネ族の「ミーナ」
に助けられながら旅をしていく。
その土地の風習。
人種差別。
色んなものを見たり聞いたりしながら旅は続く。
ワタルはあるとき、
どうしたらいいかわからなくなる
自分を犠牲にして人を助けるべきか?
自分の思いを遂げるために人を犠牲にしていいのか?
知り合った博士にワタルはどうしたらいいかを問う。
そのとき博士に言われる。
自分自身を見つめた上で自分で答えを出す
自分の道は自分が決めて進しかない
その道を決めて進むことが大事なのだと。
どんなに悩み苦しくても自分のことは自分で決める
自分の心をそのまま映し出す幻界。
その世界を変えてくのもまた自分。
ワタルの旅はまだまだ続く
なんだかとても考えさせられた。
自分の人生なんだから、
自分で決めて進むしかないんだなぁって
私もがんばろーって思った
そんなことを教えてくれる「ブレイブ・ストーリー」
「下」を読むのが楽しみ