拠点会場となるCafe&Sweets「壱番蔵」の中に飾られた壮観な16組の7段飾りのひな壇
「江差の五月は江戸にもない」といわれるほどのニシン漁と北前船の交易で栄えた江差町の「いにしえ街道」沿いの「歴まち地区」一帯で、民家の玄関先などにひな人形を飾って祭る「第9回北前ひな語り」が開催されている。期間は、2/8~3/15で、その間、いろいろなイベントが開催される。
今年度は、江差町内や道内、岐阜県から寄贈されたひな人形計約150組が、いにしえ街道沿いの約50ヶ所に飾られているという。4年前にも観に行っているが、そのときは180組が64ヶ所で飾られていたので、その頃より少なくなっているようだ。
なお、なぜ「ひな祭り」でなく「ひな語り」なのか・・・それは、次のような活動が基盤になっているらしい。
「百人の語り部事業」~商店街が主体となり、いにしえ街道沿道約110戸の住民や地域に詳しい住民を巻き込んで、一人ひとりがおもてなしの心を持って「得意なテーマ」を切り口に、「独自の語り部」で地域の歴史文化を紹介する語り部となり、来訪者との対話の中で江差町の魅力 を伝え交流を深めるという手法でおもてなしの協力体制を構築する活動。
以下の画像は、直接中へ入って見られるところと、ガラス窓越しに眺められるところのものである。
町会所
遊工房・紺屋~ここの女主人の話では、江戸時代ものもあるが経年劣化してとても飾れないとのこと。
遊工房・紺屋の吊るし雛~江差にはもともと吊るし雛はなかったらしい。ここの女主人が本州のものの作り方を学び、ここのサークルで広めたものであるとのこと。その作品が主だった。
時計屋さんの店の中
「壱番蔵」のひな段(正面から)
飾り付けより片付けの方がひとつひとつ紙で包んでしまうので、作業的にはずっと大変とのこと。
「壱番蔵」のコーヒーとケーキ
以下は、店や民家のガラス窓越しの画像
これらを観て歩きながら、「いにしえ街道」の町並みも撮影してきたので、明日アップ予定。
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