癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

12日目〈ビジネスホテルマイルド〉~別格12延命寺~〈西条ステーションホテル〉〈41.3km〉〈合計345.7km〉

2018年03月22日 | 登山・旅行

6:25スタート~16:25ゴール(10時間)〈56893歩〉

◎寒い中、初の40km・10時間越え

 4日連続朝から冷たい雨。6時の朝食を食べて、お接待のおにぎりをいただいてスタート。
 10時過ぎには雨は止んだが、風が非常に冷たい。今日も最後までインナーダウンとカッパの下は脱ぐことはなかった。会う方との挨拶は「寒いですね」だった。

     
 今日は、四国中央市~新居浜市~西条市の国道11号と並行して続く旧街道の、平地のみの歩きなので、最初から40km越えの計画を組んだ。
 結果的にちょうど10時間で、41.3kmだった。しかし、ほとんど疲れはなく、これまででもっとも楽なゴールだった。

     
 「従是西 西條領」の標石。まだ、四国中央市で新居浜市の手前なのに、昔の西條領は広かったんだ。

     
 やがて、「こんぴら大門迄十里」の標石。この旧街道はお遍路道でもあるが、江戸時代は「こんぴら参り」の道として栄えたようだ。

     
 柑橘類の畑だが、適当に今時期は八朔か甘夏かなどと考えながら通過。

     
 右手の国道11号の向こうは瀬戸内海だが、雨で煙ってよく見えないのが残念。

     
 四国中央市の旧街道には、この手の標識が非常に多い。これが、新居浜市に入った途端にほとんど見られなくなる。今日唯一の札所である別格12延命寺が近い。

     
 10:00、別格12番霊場延命寺に到着。

     
 延命寺のお大師さまお手植の「いざり松」の幹。
 明治時代には枝が傘状に東西30m・南北20mに広がっていたという。昭和43年(1968年)末に枯れてしまい、現在は幹だけが横たわり往時をしのばせている。

     
 延命寺を出て、まもなく歩き遍路の一団がやってきた。多分旅行会社等で企画する、1週間単位のほどの歩き遍路ツアーではないか?

     
 新居浜市が近くなったころに「弘法の館」という遍路休憩所があったので入ってみた。非常にきれいな建物で、中にお接待の飲み物やキャンディなどが置かれていた。愛媛のみかんジュースをいただいてひと休み。
 奥の部屋には1人なら泊まれるように畳敷きのスペースと布団一組が置かれていた。

     
 四国中央市の旧街道から国道11号へ合流。

     
 新居浜市へ入ってまもなく、ドライブインがあった。
うれしいことに「チゲ鍋うどん」があったので、迷わず注文。宿でお接待にいただいたおにぎりと一緒に汗を流しながら食べた。

     
 新居浜市の市街地に入っていくと、再び旧街道の歩きとなる。結構多くの歩き遍路の人たちに出会った。
 
 信号待ちをしていたら、停まっている車の運転席からご婦人が降りてきて「寒いから何か温かいものでも」と、お接待の500円玉を差し出してくれた。うれしくて、ほっこり心が温かくなった。

     
 こんなサラサドウダンのようなサクラの花も咲いていた。

     
 前回も印象の強かった新居浜市の喜光地商店街のアーケードの中を通過。14年前より寂れた感じは否めない。

     
 西條市に入ると、国道11号の歩きとなる。今日の西条駅前のホテルまで6kmほどである。途中から国道を離れて、JR線路に絡んだ道路を選びなから、直接ホテルを目指した。

     
 16:25、ちょうど計ったように10時間で、西条ステーションホテルに到着。
 朝食付きで5940円。駅前なので高いのはやむを得ない。

 いつも、宿に着いて一番先にすることは、風呂である。パスタブにお湯をたっぷり入れて、ゆったり温まる。

◎靴の中の濡れは、底からだった
 右の靴の中の濡れは、横の穴ではなく、すり減った底から染み込んで来ることが判明。確かに横の穴なら、レインカバーで覆われているので変だと思っていた。
 考えてみたら、昨年と一昨年の中山道と東海道歩き旅でも履いた靴である。もしかしたら、途中で買い換えなくてはならないかも知れないと思っていた。
 明日からは雨が降らないようなので、松山市で新調することにする。

 さて、19:20、ブログも打ち終わったので、これから向かいのコンビニで夕食を仕入れてこよう。