癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

登山道があった尖山(知内町)

2011年09月23日 | 登山・旅行
        

 函館側から知内山地を眺めると、その先端にあるまさに名前通りの尖山(360.7m)に、小谷石の民宿「然」の裏から登山道があるという情報を登山道が入った地図と一緒にいただいた。

 今まで、聞いたこともなかったし、ネット上でもまったく目にしない。この山に登るには、その奧にあるNTTのマイクロウエーブへの管理道路を辿って、途中から薮漕ぎでしか登れないと思っていた。最近のことかと、知内丸山の登山道開削に関わった岳友に確認したら、以前からあったとのこと。

 いただいた地図を頼りに、尾根の上に続く踏み跡を辿った。ピンクテープと6ヶ所ほどに番号の書かれた標識も設置されていた。誰が、いつ頃にこれらの標識を設置したのか、連休明けにでも役場に聞いてみようと思う。
 
        
 約1時間で狭い頂上に到着。四等三角点と頂上標識まで設置されていた。山の形からも想像はできたが、津軽海峡の展望がみごと・・・・。

        
 津軽半島と眼下の小谷石の集落。左手前は登ってきた尾根の途中の310ポコ。

        
 東側眼下には、知内町市街地と知内火力発電所・・・その右側には函館山や横津連峰や駒ヶ岳も見えた。

 林床には下草や笹がほとんど生えてなく、どこでも歩ける感じなので、踏み跡が不明瞭で、鹿道もある。登りは間違うことはなかったが、下りは尾根の合流地点で2ヶ所ほどうっかり間違って下っては戻るということがあった。

 下の民宿の人の話では、知内丸山への登山道がなかったときに、一等三角点マニアの人たちは、ここからマイクロウエーブの管理道路まで登り、途中からその道路を辿り、さらにその先の尾根伝いに薮漕ぎで知内丸山に登っていたらしい・・・とのこと。

 思わぬ一山ゲットだったが、下りは、尾根の合流地点ごとに常にチェックして間違えないようにする必要のある山だった。

 登山道と間違った地点も分かるGPSトラックログと詳しい山行記録は、下記、親サイトからどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com

 下山後、いただいた地図に小谷石神社の裏から矢越岬までの道も記されていたので、偵察がてら行ってみた。近くにいた人に聞いたら、「歩いたことはないけど、昔は尾根伝いに行って、山で木を切り出して、矢越岬の入江から船で運び出したという話は聞いたことがあるし、今でもハンターがときどき入っているようだ。しかし、道というようなはっきりしたものはない」とのこと・・・。

 神社の裏に行ってみたら、入口には尖山と同じ人たちが設置したと思われる「矢越岬4km」の標識もあり、尾根づたいに鹿道状の踏み跡も続いているので、進んでみることに・・・。最初の400m辺りまでは、ピンクテープもあったが、途中からそれもなくなり、1kmほど進んだあたりで尾根がはっきりしなくなった。鹿道なのか踏み跡なのか分からないが二手に分かれているので、今回は戻ることにした。次回は、きちんとした地形図を持参し、GPSにルートも入れて再挑戦してみたい。