癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

売却される市営谷地頭温泉へ

2011年09月20日 | 日常生活・つぶやき
 函館市民に親しまれている函館山ふもとの「市営谷地頭温泉」が民間への売却方針が決まり、その資産処分案が6日開会の9月定例市議会に提案された。売却予定額は約5億1000万円(税抜き)だそうだ。10月に売却の公告・公募をし、来年1月に売却先を選定、3月末には引き渡しをする予定で進めようとしているらしい。

 かつて年間60万人を超えていた入浴者数は年々減少し、昨年度は37万人台に落ち込んでいて、赤字が嵩むことがその理由のようだ。確かに、西部地区の人口が少なくなっている上に、市内のあちこちに銭湯料金以下で入れる温泉ができている。今のままでは、今後の利用増を望むことは無理であろう。そのことは、民間経営になっても変わりはないはずだ・・・果たして、買い取る業者や企業が現れるのであろうか?

 そう言う自分は、函館山に登った後にここで入浴することを楽しみにしているだけの年に1~2回の利用者だが、どんな形にせよ、存続されることを願いたいものだ。

         
              <五稜郭を象った露天風呂(mapple観光ガイドから借用>
 
 さて、その谷地頭温泉が、敬老の日に因んで、昨日と今日限定で65歳以上に無料開放されていた。自分に敬老はまだ不要?だが、売りに出されたら、最後の無料開放かも知れない。そこで、退職組織の会議の交通費として支給されて、たくさん溜まっている「市電・函バス共通回数券」を利用して、のんびり出掛けてみた。

 平日の午後なので、当然、老人ばかりだったが、駐車場も満杯で、いつものときよりは混んでいた。全身刺青のおじさんも2名ほど・・・市営ということで、誰でもOKなのであろう。しかし、民間経営になったら、そのような人たちが排除される可能性もあり、ちょっと可哀想な感じ・・・?